9月の入塾は、特にこんな方たちに向いています!
現在、各区立中学校の二学期中間テストがほぼ9月末実施となっており、時期が早いため、言問学舎では先週から、中間テスト対策の授業をはじめました。
先日来、「秋は国語の力を伸ばす時」という意味のお知らせをつづけていますが、中学校の教科書に載っている文章、すなわち子どもたちが必然的に、しかも一生懸命勉強する中間テストの対象教材に、そのために最適のものが用いられています。特に、文京区、台東区で使われている光村図書版「国語」の中学2年生には、三浦哲郎「盆土産」、向田邦子「字のない葉書」が掲載されており、これを学ぶ時に、生徒たちが今まで気づかずにいた「自分の中の何か」に気づかせることが、「秋に国語を伸ばす」大きなチャンスになると言えます。
すなわち、「盆土産」なら、学習する子どもたちの胸の中にまだ夏休みの匂い、去る夏を見送った心の疼きが残っているこの時期に、出稼ぎ先へ戻る父親をバス停まで送りに行く少年の心の痛みに出会わせること(そこで何をどのように感じとるかは一人一人異なるものであり、こちらが意図して答えを示すのでなく、子どもたちの胸中の変化、そこからの伸長は、傍らから見守るのみです。働きかけるのは、「出会わせる」ところまでです)。
また「字のない葉書」では、疎開の初日に大歓迎を受けて大きな赤マルを書いて来た小学1年生の妹が、百日ぜきで布団部屋に寝かされていてどんな思いをしていたかを考えさせ、その妹が帰ってきた時、父が妹の肩を抱いて男泣きに泣いた心情を想像させる、そこで「何かに気づく」ことができる子は、多いだろうと考えられます(付言すると、文中、そのあとで「妹も当時の父と変わらない年齢になった」と書かれており、それゆえに「字のない葉書」は、戦中の苦しかった家族の思い出として読者に過不足なく伝わる結果となっています。もし妹が早世していたら、焦点は「妹の悲劇」となるところでしょう)。
ここでも、夏の間に子どもたちが、「戦争」のことを彼らなりに見聞しているであろうことが大きなかかわりを持ってきます。戦争のことを夏だけ教えればいいのでないことは明らかですが、子どもたちが「学ぶ機会」が授業中だけでないのもまた自明のことですから、子どもたちがどこかでそのことに触れていて、関心を持つ可能性が高い時期ということで、夏から今の時期にかけては、やはり重要なタイミングであるということが言えるでしょう。
今度の連休も、土曜日と祝日月曜日に、入塾説明会/国語の相談会を開催致します。詳細は以下の通りです。平日の個別相談も受け付けます。
◇9月期入塾説明会/国語の相談会のご案内
・9月21日(土) 13時00分~
・9月23日(月・祝) 10時50分~/13時00分~
※所要時間は50分程度の予定です。また予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。時間が合わない方は、前後の平日に対応致しますので、メール・電話でご相談下さい。
・ひきつつぎ感染防止対策継続中のため、ご来塾時は入り口で手指消毒にご協力下さいますようお願い申し上げます(非接触式の消毒器具があります)。教室の机・椅子等は毎日アルコール消毒を実施しております。次回入塾説明会は9月21日(土)13時00分からです。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
http://www.youtube.com/watch?v=9d_nMZpDjbY&feature=youtu.be]]
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