夏期講習2024言問学舎・大学受験のための夏期講習とは

小田原漂情

小田原漂情

テーマ:総合学習塾・言問学舎

 現在の大学受験では、大別すると2つの受験戦略があります。非常に明快な線引きで、「総合選抜を使うか、使わないか」です。もちろん指定校推薦もありますし、総合選抜を受けない場合でも国公立を受けるか私立のみか、など大きな違いはあります。しかし、指定校を取る人を除き、大学を直接受験する人たちの、一年間の受験スケジュールを組み立てるにあたっては、国公立を含め、「総合を受けるのか、受けないのか」が、まず大枠の大きな分かれ目になるのです。

 そして、総合選抜を受ける人の場合、もう受験本番がはじまっているのと同じです。日程的には、高校の夏休みに入ってオープンキャンパスに参加し(もちろん、すでに各大学でもうはじまっていますから、参加しておわれる方もあるはずです)、それからエントリー、という順序を踏むわけですが、最初のオープンキャンパス参加の段階から、その大学のその学科で何を学びたいか、なぜその大学でなければならないのか、指導教授の特徴といったポイントを、しっかり押さえていた方が良いのです。

 その上で、エントリーをする時までに、「どのように自分をPRするか」「そのためのツールは何を用意するか」を模索、検討して、エントリーシートに「自分という人間の魅力、実像」に加えセールスポイントを明確にしておいて、万全の状態でエントリーする必要があるのです。エントリーだけで合格が決まることはありませんが、エントリーの仕方が悪いと、不合格の方はほぼ決まってしまう大学もあります。ファーストアプローチ(厳密にはオープンキャンパスですが)が大事なのです。総合受験の方たちには、夏期講習がまさに本番の時期であると言えますね。

 このところつづけてお伝えしている塾生の夏期講習からの学力伸長、の観点からご紹介すると、3年前の夏には、早稲田大学建築AO入試で、早稲田大学創造理工学部建築学科に合格した女子生徒がいます。また昨年、2023年度在籍生の総合選抜組2名は、武蔵野大学、日本女子大学、東京農業大学の3大学に一発合格しました(日本女子大が併願ありだったため)。そして東京農業大学は、過去に3名が総合選抜、AO入試で合格しており、東京農大の総合選抜の押さえどころは、よく承知しています(大妻女子大学も2名の実績)。

 さて、では総合選抜を受けない一般入試のみ受験の方たちは、いつが大事なのでしょうか。それも、奇しくもみの夏休み、夏期講習です。入試国語で高得点をマークするのに、過去問や問題集だけを解くというのは、よくないです。正解の見つけ方だけで高得点を取れるほど、大学入試は甘くありません。現代文の読解でも、良い文章をいくつか読み、あわせて良問を解くことで、読解力と解き方の双方を磨いていく、そのための時間は、夏休みにしかありません。9月以降は、言問学舎でも過去問演習が中心となります。一人一人の特性、志望校、理解度に合わせ、「これをやれば伸びる」という「仕込み」ができるのは、夏期講習の時しかないのです。おもに現代文の読解についての話です。

 まして古文、漢文となると、文法や句法などの基礎は言うまでもなく、古文の内容を読みとる現代語訳の基礎を学べるのは、夏期講習だけです。秋から、やはり過去問演習に、少しでも早く入れた方が、当然志望校合格は近づいて来ます。古文・漢文の基本に不安がある人は、この夏休みにその部分をしっかり補強しなければなりません。ちなみに2023年度在籍生一般組1名の活躍は、共通テスト173点/200点で、たびたびお伝えしている通りです。

 加えて今年の夏期講習では、来年から新設される大学入学共通テストの第3問、グラフや資料の読み取りの対策授業を実施します(とりあえずは大学入学センター公表の試作問題を使います)。総合選抜等の指導で資料の読み取りなどにも豊富な知見と経験を持つ言問学舎の授業ですから、他の大問4問との解き方のバランスも含め、実践的な指導にご期待下さい。

夏期講習説明会日程は以下の通りです。

 ◇2024言問学舎夏期講習説明会〈6月分日程・7月分日程〉

・6月29日(土) 09時50分~/13時00分~/17時45分~

・7月6日(土)  09時50分~/13時00分~/17時45分~ 
          ※午前の会は開始時間変更の可能性があります
・7月13日(土) 09時50分~/13時00分~/17時45分~
          ※午前の会は開始時間変更の可能性があります
・7月15日(月) 11時00分~/13時00分~/17時45分~

※各回とも所要時間は50分程度の予定です。また予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。ほか、土曜日のご都合がつかない方は、事前予約制で平日に個別相談を設定致します。

 ご不明な点などありましたら、メールまたは電話で、お気軽に言問学舎舎主・小田原漂情までおたずね下さい。お待ち致しております。


国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

小田原漂情プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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