国語に強い言問学舎・2016夏期講習の特色③<夏こそ勝負!の成功例・中>
11月に入って、もう一週間となりました。20日後には、英語のスピーキングテストが実施されますね。私ども言問学舎でも、夏期講習から解説や対策授業をした上で、先日育伸社の実戦テスト(スピーキングテストSTE)を塾生に対して実施しました。
その是非に対する論評や、テストの実戦対策ではなく、都立高校を受験する方たちのために、スピーキングテストに臨む心がまえについて、お話ししたいと思います。
結論をひと言で言えば、次の通りです。
<心配しすぎることはない、元気に力を出し切りましょう!>
「心配しすぎることはない」というのは、実際に都立高校一次・分割前期選抜で得点として用いられるスピーキングテストの配分が、1000点満点の20点だからです。20点と聞くと、つい0対20で考えてしまいがちですが、全員が慣れない環境、形式のテストに臨んで、「20点満点」が続出するとは考えられません。もしそうなったら、それはテストの設計ミスか採点システムの破綻です。また真面目に受験して解答をして、「0点」になることも、まずないでしょう(ちゃんと解答したのに0点だったら、申し立てをするべきです)。
このように考えると、実際の得点は、4点~16点、特に12点くらいを中心に、分布するのではないでしょうか。さらに考えを進めるなら、ある人が受験する同じ高校のライバルたちとのスピーキングテストの得点差は、だいたい4点から8点ぐらいになるであろうと思われます。
さて、この「当日点」ともいうべきスピーキングテストの4点、8点が、入試全体でのどんな数値と比較できるかというと、通知表の評定の「1」(5と4、4と3の違いの1点)が、主要5科で1020点のうちの4.6点、実技4科が9.2点です。また、当日の入試で英語や理科はすべて1問4点、国語、社会、数学が1問5点です(英語の作文、数学の作図と証明、国語の漢字と200字記述は例外ですが、1000点満点にするための700点換算で5点問題は7点、4点問題は5.6点になります)。従って、「スピーキングテストを受験しない」場合は、4点から20点の差がライバルたちとの間に生まれるかもしれませんが、真面目に受けてさえいれば、それほど大きな差がつくことはなく、内申点(調査書点)や当日点(入試本番の点数)で十分取り返すことができるのです。
心配し過ぎてスピーキングテストに気を取られるより、まずは期末テストの勉強に集中して、1点でも2点でも、通知表の評定を上げて下さい。そうすれば、少々スピーキングテストに自信がなくても、内申でその分をかせぐことができます。また、スピーキングテストで失敗したと思っても、8点、12点くらいなら、本番の2問、3問で取り返すことができます。従って、まず期末テスト前のこの時期に、スピーキングテストの心配をするよりも、期末テストの勉強をしっかりやる方が、ずっといいということです。また少しぐらいしくじっても、本番でしっかり点数をとれば大丈夫。漢字だけでも10点あります。漢字2問のミスが4点(換算で5.6点)ですから、それを防げば、スピーキングテストの4点差はないのと同じことになるのです。
もちろん、スピーキングテストの点数が良くて、全体の点数で合格を勝ちとれることもありますから、期末の後はしっかり対策もして下さい。東京都教育委員会のホームページにも、練習できるサイトのリンクが出ています。いま一つ、当日は録音機器を通して解答することになりますから、元気な声で正確に発音することを心がけましょう。英検の二次試験では「アティチュード」という項目があり、積極的に元気に答えると、その部分の評価が高くなります。今回のスピーキングテストも同じ面があると思われますから、何らかの方法で事前に練習をして、当日はとにかく元気に臨んで下さい。
みなさんの健闘をお祈りしています。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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