都立高校二次募集は両国高校(1名)、足立西高校(2名)が実施

小田原漂情

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テーマ:総合学習塾・言問学舎

 昨夜発表された都立高校の分割後期・二次募集では、両国高校が1名の募集を実施しました。たしかに入試当日の受検状況発表の際、男子が定員31名に対し27名の受検で、注目されましたが、合格発表では男子27名、女子35名合格で、男女合計としては定員と同数の合格者数になっていました。それが昨日、募集に先立って発表された手続き状況で、男子1名が出願せず、26名手続きということで、二次募集実施となったのです。

 先にお伝えした通り、この両国高校についても、「合格ライン」がどれくらいになるかについては、予測がつきません。総武線錦糸町駅から徒歩5分という好立地でもあり、区部の南部や三多摩地区からの志願者も、多く出るかと思われます。2005年の青山の時は2名募集に対して114名、2008年の竹早は1名募集に対して60名が応募しました。

 ただ、合格者も、1名募集なら絶対に1名だけかと言うと、そうではありません。上記の青山は12名、竹早は4名の合格者を出しました。昨年の白鷗は8名募集に対し24名が受検して合格が10名、2013年の町田は1名募集、18名受験に対して6名の合格者となっています。

 今回のように上位校で二次募集があると、「両国か田園調布か」で悩む受験生が、必ずおられることと思います。予測のつかない試験ですから、どちらが良いとは、なかなか言うことができません。2010年代に入ってからの町田と白鷗は、それ以前の竹早や青山ほど多くの応募者数とはなっていませんが、両国高校のポジションから考えると、相当数の受検者が集まるかも知れません。

 タイトルにも挙げた通り、ほかに足立西高校が2名の二次募集をしております。こちらは周辺に分割後期校も多くありますので、多様な選択肢のひとつとなるのでしょうか。なお二次募集の試験問題は、分割後期・二次の共通問題です。国・数・英の3教科受験ですから、それ以外の6教科が2倍の換算で、また入試点と内申点の比率は6:4となります。

 特別に難しい出題がされるわけではありませんが、国語の漢字の問題が独立の大問でなく文章読解の大問に含まれるなど、問題の形式が異なりますので、見た目に戸惑わないよう、落ちついて解くことを、まず心がけて下さい。直近のものではありませんが、過去問による対策講座も言問学舎で実施できます。

 受検なさる方は、精神的にもきびしい数日間での準備になりますが、悔いを残さないよう、できることを精一杯やって下さい。最後まで、受験生の方々を応援しております。


※春期講習&新学期説明会を、明日日曜も開催致します。詳細はリンクにてご覧下さい。


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小田原漂情
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小田原漂情
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小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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