9月の入塾は、特にこんな方たちに向いています!
明日3月2日は、東京都立高校分割前期選抜(一般入試)の合格発表日です。受験後、発表を待っていたみなさんは、緊張、不安の高まる1日を過ごされることでしょう。
2月24日の入試当日、実際に受験した人数による「受験倍率」は、全日制全体で昨年と同じ1.43倍、普通科男子は1.46倍、普通科女子が1.56倍となっており、男子は昨年より0.02ポイント増、女子は0.04ポイント減となっております。実際には受験しなかった人がいるため、差し替え後の確定倍率よりも下がっていますが、これは例年のことです。
さて、受験生のみなさんは、もちろん自分の受験した高校の倍率が、気になるでしょう。明日の朝、一人一人にとっての「合否」が発表されたあと、夜には全体と各校の合格人数等も、発表されます。ここで「実質倍率」も判明します。
この実質倍率は、先に挙げた受験倍率と、同じではありません。受験倍率は、「受験人員」を「募集人員(定員)」で割っていますが、実質倍率は、同じ「受験人員」を各高校が最終的に出した「合格者数」で割るためです。そして合格者数は、必ずしも募集人員と一致するものではありません。1名、2名程度なら、多く合格させることもありますし、より注意しなければならないのは、「男女別定員緩和校」があることです。
東京都の普通科高校は男女別定員、男女別選考となっていますが、一部の学校では、定員数の10%について、90%の男女別の選考をした上で、男女の別なく選考し、「合格最低点の著しい格差を是正する」という主旨のもとに、定員緩和が実施されています。男女別のままでは、どちらか(おもに女子)で不合格になった受験生よりも、反対の側(おもに男子)で合格した受験生の方が、得点が著しく低い、そんな事態を是正する、ということになります。
この男女別定員の緩和は、28年度は31校で実施されており、当年度の募集要項が発表された時点で、公表されているものです。該当する高校を受けた方ももちろんご存じと思いますが、かんたんに言って、定員緩和実施校を受けた方は、いまわかっている「受験倍率」と「実質倍率」の間に、かなり大きな差が出る可能性がある、ということです。もっとはっきり言うと、男子は募集人員より少ない合格者数となること、女子は逆に合格者数が多くなることが、ありうるということです。
明日の発表の前に、多少とも「心の準備」のお手伝いになればと考え、今日はこのことを中心にお話ししました。なお、明日の発表後、明後日の手続き締め切りが終って集計が済むと、おそらくその夜には、分割後期に加えた二次募集の実施についても、公表されます。何としても都立に進学したい、という方は、このあともまだ可能性があります。お手伝いできることもありますので、何かおわかりにならないことがありましたら、お気軽に当サイトのお問合せフォームからご質問をお寄せ下さい。当サイトの読者の方のご質問には、誠意を持ってお答えさせていただきます。
※今年、一部の中学校で、担任から生徒に対して、「都立は受かったら必ず行かなければならない。(併願の)私立に気持ちがあるなら、今のうちに私立に決めるように」というような指導が、取り下げ・再提出前に担任からなされたようです。このことは、今回改めて都教委にも確認をとりましたが、分割前期に関しては、「合格したら必ず入学しなければならない」というようなことは、決してありません(推薦については、合格したら入学が前提です)。
明日合格した方は、よく考えて、自分の本当に行きたい進学先を決めるようにして下さい。そのために、発表翌日までに「確約書」を提出するのであり、その結果欠員の生じた高校が「二次募集」を行なうのです。「確約書」を提出するかしないかは受験生自身の判断であって、誰からも強制されるものではないのです。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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