2月1日、中学受験スタートの日に

小田原漂情

小田原漂情

テーマ:総合学習塾・言問学舎

 今朝は早くから、お父さんやお母さんと連れ立った12歳(または11歳)の受験生が、混雑しかけた電車に乗って、それぞれの受験校(受験会場)に、向かって行きました。受験生たちの応援も、この季節の風物詩のようなものであり、私も今年、14回目となりました。

 「受験」というものは、どのような年齢(段階)であれ、きびしいものです。結果によって、歓喜につつまれる受験生もいれば、かならずそうではない人も、いるのですから。

 ただ、今日だけは、次のようなことをお話ししておきたいと思います。今日入試がはじまった中学受験生のお子さんたちにとって、結果がどうであれ、それは「ゴール」ではなく、「スタート」なのだということを。

 中学受験をされるお子さんたちは、長い人で5~6年。もしくは3、4年または2年前後と、何よりもまず本人たちにとって、大変な「受験勉強」の時を過ごして来られたことでしょう。また特に中学受験では、保護者の方々の日々のご苦労、そしてご心労も、大きかったことと思います。その結果がどのように出たかによって、「満願成就」の人もいれば、さまざまな形で、思い描いた形とは違った結果になる人も、いるはずです。

 大切なことは、特に「今回の結果」は、「中学受験」という、ひとつの結果であるということです。そして、「受験」ということだけで言えば、今回必ずしも100%の希望通りでなかったとしても、3年後、あるいは6年後に、再チャレンジの機会があるのです。

 さらに、「受験」の最終局面である「大学受験」、もしくは「就職試験」で成功したとしても、ほんとうの「人生の勝負」は、それぞれの人が社会に出て、長い人生をどのように生きて行くか、その中に、またさまざまな価値の尺度があり、長い長い年月の先に、答えの一部があるのです。

 今日の夜、または明日の朝、明後日の朝に合格発表があると思いますが、その「一度きり」の結果が、今まで頑張ってきたことの評価を決める「一つだけの結果」ではない、ということを、受験生のみなさん、保護者の方々に、お話ししておきたいと思います。「次の機会」以降で成功した教え子の例をたくさん知っている、塾の教師として。


国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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