注目の本郷中学校・2月1日入試の<その後>
アクティブ・ラーニング
「アクティブ・ラーニング」という言葉に注目している保護者の方が、多くいらっしゃることと思います。「能動的に学習に取り組む」学習法のことであり(ウィキペディア)、さまざまな教育機関(大学・高校・中学校・小学校にはじまり、私ども学習塾も含む多くの教育関連事業体に至るまで)で、この「アクティブ・ラーニング」への取り組みが、さまざまに試行、実践されているこんにちの教育現場です。
もちろん私ども言問学舎も、それを否定する立場ではありません。むしろ、創業以来提唱し、実践して来た教育理念と、その実践化の手法が、これまで以上に多くのお子さんたちの成長のお役に立てる時が来たものと、気を引き締めている次第です。
言問学舎の実践
というのは、言問学舎がずっとつづけて来ている国語指導の手法こそが、ある意味で何よりも根源的な「アクティブ・ラーニング」であるからです。むろん、「アクティブ・ラーニング」には無数の方法があり、それぞれの立場で専門家が意を砕いて日々切磋琢磨している現在ですから、無限の可能性と方法があることが、大前提です。
ただ、言問学舎では、2003年の創業時から、「文章を読み、そこから一人一人が気づいたことを『読解シート』の問いにあわせて書き出した上で、自分の考えを文章化する」ことを、「国語=音読と読解、表現の講座」として、実践して来ました。多くの塾生、卒業生が、この形の学習で国語力を大きく伸ばし、夢をかなえて巣立って行きました。
大学入試改革と「思考力・判断力・表現力」
いっぽう、現行の指導要領の中でも示されながら、さほどに実践されていなかったと思われる「基礎的・基本的な知識・技能」の次の段階の「思考力・判断力・表現力」、さらに「自ら主体的に学ぶ力」というものが、大学入試改革の中で強く求められることとなってゆきます。この「思考力」から「判断力・表現力」へとすすむ段階で、「想像力」または「創造力」、すなわち「自分で発想する力」の強弱も、大きなウェイトを占めることになります。
その「発想力」をつくる力の源泉として、言問学舎がやはり創業当初からオリジナルの手法としているカリキュラムに、「しりとり作文」があります。40分または45分の授業の中で、はじめの15分から20分、教師の導きでみんなに「しりとり」をさせ、後半は、その「しりとり」で自分が挙げた言葉を全部使って、生徒たちが作文を書くのです。
子どもたちは、はじめはよろこんで「しりとり」に夢中になります。この段階で、「言葉を考える」ことで脳の働きを活性化させ、さらに他の人の挙げる言葉ややりとりを含めて「語彙の拡大、習得」ができますから、これだけでもかなりの「国語の勉強」になります。
しかしそれだけでは、「楽しいだけ」になりかねませんし、「国語の授業」とは言えません。そのあと後半は、自分が一生懸命考えた言葉を使って、オリジナルの文章を書くのですが(フィクション可)、この段階で、子どもたちは想像力を働かせ、「創造」に挑むことになります。ふしぎなことに、はじめて書く子でも、嬉々として原稿用紙に向かいます(こちらが例文を示すことも、もちろんあります)。
何度か経験して慣れた子たちは、あとで文章を書くときのことまで考えて、しりとりの言葉を選ぶようにもなります。ここでは判断力、構想力も、養われています。時々、わざと子どもたちに「今日の授業は何をやろうか」と聞いてみると、十中八九「しりとり作文!」の返事が返って来ます。年に数回のことですが、このときは間違いなく、子どもたちが「主体的に」学んでいるのです。「表現力」の鍛錬になっていることは、いうまでもありません。
冬期講習はぜひ言問学舎で
もちろん、この「しりとり作文」は、言問学舎の国語教育の一端です。音読と読解、表現をメインに、折にふれ詩歌を勉強し、詩や短歌の実作も行なうなど、国語という豊かなフィールドを縦横無尽に行き来することで、子どもたちは国語の力をつけ、自ら主体的に学ぶ姿勢を、身につけて行きます。
小学生のお子さんたちには、こうした勉強がもっとも大切です。具体的な講習内容は追ってご案内致しますが、冬休みの貴重な機会を、言問学舎の冬期講習で、ぜひ活かしてみて下さい。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=c2OdlIl8T44
[[国語の勉強をお手伝いする国語専門サイト・国語力.com
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