三陸の鉄道に捧げる頌(オード)の完結作『志津川の海』を書きました!
昨日12月23日は、言問学舎で毎年恒例のクリスマス会開催日。今年は司会進行を半分手伝ってくれる(?)生徒の活躍で、にぎやかに進行しました。
皆が集まる前に、今年の「詩(詩作品)の朗読」の最終篇になろうかという目論見で、中原中也の代表作「汚れつちまつた悲しみに」を録画し、本日YouTubeに投稿しました。
「汚れつちまつた悲しみ」がどのようなものであるか、また各連の表現から読みとれるものが何であるのか、などについては、たくさんの説があります。ここでは新しく論を唱えることはしませんが、先日ご紹介した「冬の長門峡」の一節、「ああ!-そのやうな時もありき」の「そのやうな時」のさすものは、「汚れつちま」う前のありようを指すのかも知れないと、考えることはできるかも知れません。
6月2日以来、詩の朗読は29篇の詩作品と、2篇の散文(室生犀星「立原道造を哭す」および『我が愛する詩人の伝記』高村光太郎の章)を朗読させていただきました。おかげさまで多くのみなさまにお目通しいただき、この場をもってお礼を申し上げる次第です。来年もさらに多くの魅力ある日本の近代史を紹介させていただく計画です。ひきつづきよろしくお願い申し上げます。