10月の入塾は、多くの意味で大チャンスです!
戦後70年、終戦の日を前にして、さまざまな言挙げがなされ、また往時を知る方々の証言や、長く目にすることのなかった資料等も、明らかにされております。これまでにも表明して来たことですが、わたくしたち、実の親や近親からあの戦争のことを伝えられて来た年代の者も、能うかぎり自分の為しうることを実行しなければならないと考えます。
わたくしはほぼ1年前にKindleでの出版を手がけはじめ、今年1月までに4作を刊行してまいりましたが、本日、小説『海の滴』を7か月ぶりに出版致しましたので、この場にてご報告させていただく次第です。
あの戦争で、多くの将兵が戦地に赴き、命を落とされました。その方々への追悼と感謝の思いは、わたくし自身、幼少時より深く胸に抱いてまいりましたが、昨今、ともすればそうした思いが一面的な、往時を賞賛するばかりのものにならんとしているかに見える現状に、危惧を覚えるものでもあります。
本作では、より多く、貴重な青春期と人生そのものを大きく乱された数知れぬ先時代人のことを思い、そうした年代のひとつの人生を描くことで、いま一度若い世代の人たちにも戦争とその時代のことをとらえ直して欲しい、そういう思いから送り出す作品です。
電子書籍であり、読むのに手間がかかる点は申し訳なく思いますが、多くの方のお目に触れることを願う次第です。よろしくお願い申し上げます。
Kindle版 小説『海の滴』ご案内