都立高校最終出願結果~応募倍率 は全体的に「万遍なく」の印象に 

小田原漂情

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テーマ:総合学習塾・言問学舎

 2月13日金曜日に願書取り下げ、昨日16日月曜日に再提出が行なわれ、今年の都立高校の最終応募倍率が確定しました。23区内(旧1学区~6学区)全日制普通科の最高倍率は日比谷男子の3.25倍、最低が大森男子、千歳丘男子の0.97倍で、この2校以外に定員割れの学校はありません。しかもそれぞれ定員マイナス3名、4名ですから、男女間調整が行なわれれば、実質定員割れゼロの入試ということになります。

 その一方で、突出した高倍率になった学校もありません。日比谷男子も昨年比0.26ポイント増、一昨年比0.08ポイント増ではありますが、当日受験しない人数が例年出願者の四分の一近くとなりますから、同校の倍率としては、まず標準的な部類と言えます。そして全体的に万遍なく志願者が振り分けられた印象を強く持ちます(ただし後述する中学併設校を除く)。

 しかしながら、「今年も相変わらず厳しい」のは各校に共通して言えることです。三田が男女とも2.4倍弱、北園は男子1.90倍、女子2.29倍で、この両校に6区の小松川とで、共通問題実施校の上位第2グループが形成されつつあるように感じられます。また今年は、発足以来高校入試では低倍率の方が目立った併設中学(中高一貫校)設置校が、男女とも軒並み高倍率の結果となっています(23区内、旧1~6学区)。来春以降受験のみなさんは、このあたりの動きにも十分に注意が必要と言えそうです。

 いま一点、男子の桜町、杉並、大山と、女子では竹台が、定員割れもしくは出願者が定員と同数の状況でしたが、取り下げ再提出で大幅に志願者が増え、1.2倍前後となって、不合格者が出る状態となりました。これらの学校を受ける方たちも、もちろん他の学校を受ける方たちも、残り一週間、最後まで油断せず、またあきらめず、精一杯できる勉強をして下さい。

 なお、言問学舎では、来る2月21日土曜日、2月22日日曜日に連続して、今年第2回目の入塾説明会を開催致します。日曜実施の機会ですので、ぜひご参加下さい。詳細は前回のコラムでご案内しております。受験をがっちり成功させたい保護者のみなさまのご参加を、お待ち致しております。

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小田原漂情
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小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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