注目の本郷中学校・2月1日入試の<その後>
今年の中学入試は6年ぶりのサンデーショックでした。桜蔭、女子学院とも応募倍率は前年、前々年を上回ったようですが、間もなく両校を含めた結果分析が、各種報道でなされることでしょう。
東京都内では、今春も新しい動きを見せた中学校がいくつかありますが、言問学舎に近く、今年から「都内唯一の東洋大学の付属校」として新たなスタートを切った東洋大学京北中と、昨年から2月1日入試に参入した本郷中について、間近で推移を見て来た立場から、くわしくお知らせしたいと思います。
まず東洋大学京北中ですが、昨年の4月には、今回入試の行なわれた赤羽の現校地で、そして9月には東洋大学の会議室で、塾向けの説明会に出席しました。理念を掲げ、また女子を迎え入れるための準備をも着々とすすめておられる様子が印象的でしたが、「応募者数」については、「ふたを開けてみないとわからない」と表明してもおられました。これはもちろん、ことの性質としてその通りのことでありました。
さて、実際の応募者数(倍率)ですが、2月1日午前の第1回が60名募集に対し、男女合計で237名(4.0倍)、1日午後の第2回が30名募集に対し男女計308名(10.3倍)、2科の第3回は20名募集に対し男女計310名(15.5倍)と、大変な人数、倍率となりました。ちなみに今日締め切りの第4回(5日実施)は、現時点(既報データ)で10名募集に対し計345名(34.5倍)となっています。昨年までとは、まったく異なる受験状況となったわけです。
ここでいま一つ、1日、2日と同校の合格発表等を追っていて承知していることをお伝え致しますが、第1回の合格者は66名、第3回は12名でした。第2回はインターネットの検索結果のキャッシュにみられる数字で、80名となっています。第1回から第3回の110名募集に対し、158名の合格者を出しているわけですが、明日4日までの手続きで歩留りがどれくらいになるのか、注目されるところです(第2回は第二志望等の受験者も多いので、合格者数も多いですが、入学手続きをしない人も相当数いるはずです)。そして5日の第4回の合格者数・手続き者数によっては、繰り上げが行なわれるのかどうか、ひきつづき注意を払って行きたいと思います。
さて、昨年からお伝えしている本郷中は、今年また大幅に、応募者を増やしました。2月1日の第1回が80名募集に対して415名(5.2倍)、2日の第2回が120名募集に対して1020名(8.5倍)と、この2回で昨年よりも400名以上、志願者が増えています。2日校から1日校へのスイッチは、これで十分に成功したと言えるのではないでしょうか。本郷中・高自体の大学合格実績の伸びにもよりますが、各模試における偏差値の位置づけもどのように推移するのか、昨年以上に関心が集まるところかも知れません。
中学入試全体では、今日都立中高一貫校や国立、および私立の3日校などの入試が実施されました。明日から終盤に向かいますが、まだまだ明日、明後日以降にチャレンジをする方も多くおられます。精神的にも体力的にもきつい終盤ではありますが、最後まであきらめない受験生の方々に、大きな喜びがもたらされることをお祈り致します。
※言問学舎としての本年度中学受験についてのお知らせも、これをもって一区切りとさせていただきます。続報がある場合と、また以後は高校・大学受験を中心に、ひきつづきお知らせをさせていただきます。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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