9月の入塾は、特にこんな方たちに向いています!
東京都内の高校受験も、一気に本番に入って来ました。昨日は多くの私立高校で推薦入試が実施され、多くの場合、即日の昨日か、もしくは翌日である今日23日には、合否が発表されたことでしょう。言問学舎でも、単願で合格の生徒が、自分で喜びの報告をして来てくれました。
そして都立高校の推薦入試も、一昨日21日に願書が提出され(国際高校の国際バカロレアコースは21日、22日)、確定出願状況が報道されました。その結果は、普通科全体では男女とも昨年にくらべて微減であり、各学校別に見ても、相変わらず青山の女子が8.27倍という高倍率で目を引いていて、学校ごとにある程度の増減はあるものの、際立って大きな変化はないように思われます(足立の女子は、過去2年に比べかなり出願者が増えました)。
とはいえ、実際に受験する人たちにとってみれば、自分の受ける学校の増減は大きな問題ですね。また、以前からお伝えしている通り、小論文/作文と面接・グループ討論で調査書点の逆転もありうるわけですから、試験直前となるこの土・日の過ごし方で、合格を手にする可能性も十分あるわけです。今日は都立推薦入試を受ける方のために、ふだん言問学舎で指導している内容を、かいつまんでお伝えしましょう。
まず小論文と作文です。いずれの場合も、はじめから段落を分けることを念頭に置き、大まかな内容の割り振りを考えてから、書くようにして下さい(プロットを立てて書く訓練をしている人は、その通りでいいです)。もちろん小論文は、筆者の考えや資料のあらわすところを読みとって、それをまとめるのが最初ですから、その段落と、自分の考えを書く段落は、必ず分けましょう(小論文と作文の違いは、ここにあります)。
また、グループ討論もそうですが、過去2年間に実施されたテーマの一覧を、ネットで検索して見ることができます(東京都教育委員会のホームページに一覧表があります。「都立高校 推薦 テーマ」と検索すれば良いでしょう)。受験校の過去2年のテーマがそのまま出ることは考えられませんが、だいたい同ランクぐらいの他の学校のテーマで書く練習をすることが、大きな効果を生みます。これまで同じことをやっている人でも、直前に丸二日の空きがあるわけですから、今まで書いたことのないテーマで、練習してみて下さい。
そして、グループ討論についても、まったく同じです。自分の受験校のテーマだけでなく、他の学校のものについても、いろいろ考えてみて下さい。せっかくの土・日ですから、ご両親と話し合ってみるのもいいでしょう。問題は、「どんなテーマが出るか」ではなく、「何が出ても、そこから考える力」を持つことです。
面接も含め、不安なのも、何が出るかわからないのも、全員条件は同じです。いろいろなテーマ、多様なことがらについて「考える力」がついていれば、変化にも対応ができるわけですから、その「対応力」を広げるためには、2日間は十分すぎる時間だと言っていいでしょう。
むろん本番直前ですから、無理をしすぎることはありません。気分転換も大切です。今できることを精一杯頑張る、いっぽう気持ちは十分にリラックスさせる、このバランスをうまくとれれば、都立推薦での合格を、勝ちとることができるでしょう。みなさんの合格を、お祈りします。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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