受験生それぞれが、今、この時期にやるべきこと

小田原漂情

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テーマ:総合学習塾・言問学舎

 年明けの1月5日、Webのコラム「毎朝3分の知恵チャージ JIJICO」上に、『高校受験を控えた「いちご世代」に送るエール』を執筆しました。受験生に今できるアドバイスはただ一つ、「今この時期にできることに、全力を尽くすこと」としたのですが、さまざまな局面で入試本番が進行している今日、この時も、そのアドバイスは変わりません。東京都内在住の受験生を念頭に、すこし具体的なことをお話ししましょう。

 入試本番進行中、と書きましたが、去る土日に大学入試センター試験が終了し、また中学受験では埼玉県がほぼ終了となっています。東京都内から、埼玉県の私立中学を受験した方も多いでしょう。変わって今は千葉県が、入試本番たけなわですね。

 東京都内の私立中はちょうど10日後から、私立高校が約3週間後、東京都立高校は推薦が来週週明け、一般(分割前期)が1ヶ月と少し。私立大学は今月末から連日行なわれ、国公立大学の前期二次試験が、やはりあと1ヶ月と少し・・・。期日の違いこそあれ、まさに入試直前、本番の、真剣勝負の時期であります(その他日程の各入試も、この間続々とつづきます)。

 さて、試験の前夜、当日になると、じつはアドバイスが一つ増えます。「心を落ち着け、自分がこれまで頑張ったことを信じて、平常心で臨もう。」

 しかし、それは最後の最後になって、言うべきことです。本番までまだ1日でも、2日でもある以上、必ず「今やるべきこと」が存在します。大まかに言いますが、国語なら漢字・語句や記述の練習。算数・数学は公式の確認や、「もう少しでできそうな内容」をものにすること。社会・理科なら暗記はもちろん、社会ならグラフや資料の読み取り方の確認、理科は計算を伴うものの確認等々。

 本当に大まかに列挙しましたが、もちろん、本人の現況と受験校の出題傾向にあわせて、上記の内容を組み替えてみて下さい。「まだやれることが一杯あるんだ」と思えるはずです。そしてそれがない人は、漢字や暗記など、「やればやっただけひきだしが増える」ものをたくさんやって、「心を落ち着ける」手助けにして下さい。

 センター本番で、今年の教え子は、冬期講習中の国語の過去問の最高得点を20点上回りました。決してフロックではありません。もともとじっくり取り組めば高得点を取れたのですが、課題は時間との勝負でした。直前の冬期講習ではその課題(時間内に高得点を)に取り組み、本番で、見事に結果を出すことができたのです(9割には及びませんが、8割はらくに超えました)。

 やるべきことをしっかり見据え、最後まであきらめずに頑張れば、きっと努力が実を結びます。みなさん最後の最後まで全力を尽くし、合格を勝ちとって下さい!


国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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