10月の入塾は、多くの意味で大チャンスです!
先日、いつもお世話になっている私学さんにお邪魔しましたが、校長先生からのお話で、中学受験にまだ間のある、低学年の保護者の方々のご来訪(説明会等)が、たいへん多いということをお聞きしました。
私ども言問学舎でも同様に、今年は小学校低学年の保護者のみなさまからのお問い合わせを、多く頂戴しております。少々おそくなりましたが、小学1年生~4年生の夏期講習の特色につきまして、ご紹介させていただきます。
言問学舎では、小学1年生から4年生までは、すべて「総合コース」とし、読解力・表現力と基礎学力の習得を主眼にしてお子さんたちを育てます。中学受験は、通常新5年生になる段階から、コース別設定をして行きます。もちろん早い段階で、将来の中学受験が前提になっていれば、それにあわせた教え方をします。
国語について<読書感想文と絵日記>
国語については、夏期講習では「読書感想文」または「絵日記」の指導がひとつの柱となります。子どもたちの「心」を引き出すことが、言問学舎の国語指導の最重点課題ですから、読書感想文や絵日記の指導は、もっとも力を発揮する部分のひとつです。
読書感想文については、当方指定の課題図書(全国または文京区の課題図書を一部含みます)の中から一冊を選んでもらい、期間中に、学校へ提出できるだけのものを書き上げさせます。
絵日記は、対話を通してお子さんの身近な体験を絵にしてもらい、きちんとした文章表現を添わせます。
いずれも「宿題」を仕上げるだけでなく、「国語力」の一方の要である「表現力」の基礎をつくり、「読解力」を養うことにもつながる指導です。短期間でも一定以上の効果があります。
ひきつづき、算数を中心としたその他の部分について、4年生から学年別に、夏期講習で目標とするところをご紹介致します。
小学4年生
教科書の履修内容はみな重要なものですが、領域または単元ごとに、比較的理解と定着の容易なものと、むずかしいものとがあります。個人差もあるため列記はしませんが、生徒の混乱が大きいものは、やはり予習から始まり、演習、復習が必要です。混乱が比較的小さいものは、定期的な反復演習で、事足りるものです。
夏期講習では、前段で述べた「混乱が比較的小さいもの」(現時点での「角度」など)の復習を必修単元とし、「混乱の大きなもの」を、重要単元とします。3年生で少し習った小数・分数は、ここでしっかりその本質を身につけさせます。面積はだいたい予習になりますが、言問学舎独自の生徒をひきつける導入手法を用い、根本的な理解を進めます。
国語では、「情緒」の理解ができはじめる学年であり、「抽象思考」もその入り口に入りはじめる頃です(生まれ月の違いがまだ大きい学年であり、個人差もまた大きいものではありますが)。個々人の状況に合わせ、「心」を伸ばす指導をします。
小学3年生
4年生の項で述べた通り、理解度または混乱の多少にあわせ、復習中心にメリハリのある授業を行ないます。重点項目は、次の通りです。
・九九の根本的な仕組み 2×2=2+2=4 3×5=3+3+3+3+3=15
・九九の徹底とわり算⇔かけ算の往来の理解
※九九を小2で一時的に「覚えた」だけだと、高学年になってかけ算、わり算の過程で、計算間違いをひんぱんに起こすこととなってしまうため、小3のいま、徹底します。
・小数、分数
※例えば小数で最初に「0.1」を教える時、「板チョコの10等分のひとつ」、分数なら「ケーキかピザ、3人で分けるのと4人で分けるの、ひとり分はどっちが大きい?」など、子どもが概念でなく(まだ少し、早いのです)、身近な「体験」的理解から入って行けるところに、指導の特色があります。「最初が肝心」な部分です。
・その他、これまで習った範囲の復習
小学2年生
「2年生」は、まったくの「生活環境」が広がる段階の1年生から、のちに「学んで」世界を広げてゆく3年生、4年生の領域へと、ステップアップをはじめる時です。
国語では、完全な「身のまわりを見ること」から、少しずつ物語の範囲が広がり、「観察」もはじまります。
そして算数では、だいたい2学期からの学校が多いと思われますが、計算の骨格をなす「かけ算九九」がはじまります。
学力的に大きな難はなくクリアできる「2年生」ですが、ここで勉強することは、将来の学習・思考のベースとなる、土台の部分を担っています。くり上がり、くり下がりなども、ここできちんとした理解をしておかないと、あとで大変困ります。
言問学舎の夏期講習では、2年生については、個人個人の学習状況に合わせながら、これまでの復習と、これからの重要な「土台」の予習をかねた勉強を、ご家庭のスケジュールに合わせた無理ない日程で受けていただくことができます。国語の宿題「絵日記」「日記」「感想文」も、国語力をつけながらていねいに指導します。
小学1年生
はじめての夏休み。まだ、入学前の学習状況によって、進度の個人差が大きい時期ですが、だいたい以下の内容を、標準内容として指導します。
・ひらがな、カタカナの確認(カタカナが学習途上の場合、初学として)
・絵日記(学校提出用の下書き、もしくは提出用の仕上げ。ご希望に合わせます)
・読書感想文-1年生用の課題図書を用いて、200字~400字程度の感想文を書きます。
・100までの数
・たし算、ひき算
※年長さんは、小学1年生に準じた内容となりますが、5・6歳向けの算数のワークを併用します。小学校受験の「ことばの領域」に関しては、別途ご案内致します。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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