小説『遠つ世の声』を刊行(電子書籍/Kindle)しました!
今日のタイトルは、立原道造の詩の題名です。高校3年生の頃、もっとも好きで愛読していた詩人です(「のちのおもひに」「夏の弔い」という、詩集『萱草に寄す』所収の二編が、中でも一番好きです)。
「爽やかな五月に」は、立原の没後に刊行された詩集『優しき歌』に収められています。
作品そのものについての解題は、いずれ「国語力.com」上に記したいと思いますが、今日の爽やかな天気が、「さて、今日は何を書こうか」と腕組みした私に、自ずとこの詩の題名をえらび取らせました(少々暑いほどではありましたが)。
話は変わりますが、今日Facebook上に、山梨県北杜市在住の友人が残雪の南アルプス(鳳凰三山~甲斐駒ケ岳)の姿をアップして、見せてくれました。私ごとつづきで恐縮ですが、この南アルプスや八ヶ岳の一帯も、大学時代から二十代半ばにかけて深くなじんだ、思い出深い場所です。一年を通してもっともうつくしいと思うのは、山々のいただきに残雪が光り、里は春から初夏のここちよさである、この季節です。
唐突に南アルプスや八ヶ岳が登場したと感じた方もおられるかと思いますが、私においては、立原の詩の世界と信州の高原は、ひとつづきのものです(立原は軽井沢、信濃追分に、毎夏逗留して、数々の詩篇を残しました)。立原が「夢はいつもかへつて行つた」(「のちのおもひに」)とうたった青春の思いを、私はおもに八ヶ岳山麓で追想しました。
明日からの四連休、行楽地は大にぎわいとなることでしょう。その喧騒の去ったあと、五月いっぱい、八ヶ岳一帯はとてもよい季節です。爽やかな五月に、高原の爽やかさにつつまれたいと思うことしきりですが、消費増税に振り回される今年はちょっとむずかしそうなので、せめて言葉で、爽やかな思いをつづりたいと考えた次第です。
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