9月の入塾は、特にこんな方たちに向いています!
東京都立高校入試は、先月末の2月28日金曜日に、前期の合格発表が行なわれました。喜びをかみしめた受験生がいる一方で、つらく苦しい思いをしておられる方も、少なからず存在します。それが受験の常というものです。つらい経験も、長い目で見れば人生において必然的な、通り抜けるべき体験だった、そんなふうにいつの日か思えるように成長できれば、そのお子さんには充実した未来がおとずれることでしょう。私自身、自分の生徒に対していつも語る言葉です。
さて、本稿でもずっと追って来た広尾高校男子の最終的な「実質倍率」を、見てみましょう。募集定員81人に対し、合格者は73人(女子が定員73人に対し合格83人)となり、実質倍率は2.42倍となりました。
出願締め切り時の2.90倍から、取り下げ再提出後の出願確定時に2.63倍となり、受験終了時点が2.19倍、そして最終的には、2.42倍となったわけです。受験終了時にくらべ合格発表時の実質倍率で0.23倍上がった理由は、「男女別定員の緩和」により、男子は定員より少ない合格者となり、女子は逆に多くなったためです。来年都立高校を受験される方(特に男子)は、この点に十分ご注意下さい。
次いで昨日3月3日には、都立高校の「二次募集・分割後期募集」の内容が、発表されました。昨年、1000点満点で770点の町田高校が1名募集したような(合格は6名)、上位校の二次募集は、今年はありません(ない年の方が多いのです)。例年通り、二次・分割後期での「最上位」校は、田園調布高校です。
さて、分割後期における田園調布高校の「合格ライン」ですが、毎年多くの方にこのキーワードでアクセスをいただき、恐縮なのですが、特殊な状況下で、わずか25人募集という狭き門へ受験者が集中するため(昨年は応募2.20倍、実質1.96倍)、「このくらいの点数がとれれば受かるだろう」という見通しは、まったく立ちません。これはテストを専門的に実施している出版社さんにお聞きしても、同じことです。
なぜなら、併願先などの私立でなく、どうしても都立へ進学するために田園調布高校を受験する人の中に、前期にどこの高校を受けた人が何人いるのか、まったく読めないからです。ただ言えることは、前期の田園調布高校の合格ライン(1000点満点で男子630点、女子650点)と近い線が後期のボーダーラインである可能性は低く、前期で上位校にチャレンジして今回再挑戦する人なら、前期と同じか、それ以上の勉強をして臨む必要があるだろう、ということです。
なお今回は、1000点満点で男子540点(女子550点)の足立高校が、20人の「二次」募集をしています。この点が例年と異なります。足立高校は今年、男子が定員116人に対して103人受験、女子が定員105人に対して101人受験と、合計17人の定員割れとなったため、これだけの規模の二次募集となったものです。旧4学区から6学区のお子さんで、二次・分割後期を考える際、注目すべき候補となることでしょう(今年足立高校が定員割れを起こすに至った背景等については、残念ながら情報を持ち合わせておりません)。
以上、ずっと経過を見守って来た広尾高校男子の「倍率」と、「二次募集・分割後期募集」について、お伝えさせていただきました。ご関心のあるところに対し、不足もあるかと思いますが、弊塾でも二次、分割後期ともに、過去実際に臨んだ経験をも加味しての分析です。なにがしかのお役に立てれば幸いです。
3月期入塾説明会&無料体験授業特別週間のご案内
◇電話番号は以下の通りです。
03‐5805‐7817 「マイベストプロを見た」とお伝え下さい。
メールは「メールで問い合わせる」
「フォームから問い合わせる」よりお願いします。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
http://www.youtube.com/watch?v=9d_nMZpDjbY&feature=youtu.be]]
[[国語の勉強をお手伝いする国語専門サイト・国語力.com
http://www.kokugoryoku.com]]