注目の本郷中学校・2月1日入試の<その後>
再三お伝えしている通り、各種入試までそれぞれカウントダウンの季節です。東京都立高校の入試は、今回は2月24日(月)実施となりましたので、今日から数えて、当日が75日目となります。ほぼ2か月半というところですね。
さて、受験生のみなさんは、めいめいの今までの学習度合いに応じて、それぞれにプレッシャーや課題、そして不安があることを、感じていることでしょう。確かに高校受験ともなれば、少なくとも中学3年間の勉強の集大成であるわけですから、「これまでの勉強で足りなかったところ」を考えると、途方にくれる人も多いのではないかと思います。
「受験」とは、精神的な重圧との戦いでもあります。メンタルの部分を鍛えるのはむずかしいことでもありますが、ひとつの手立てとして、「ここだけは大丈夫」という「安心な領域」を作る、という方法があります。
「だれでも確実にできること」、それは国語の「漢字」と数学の「大問1」です。「漢字」の配点は、読み・書きそれぞれ10点(2点×5問)で100点中合計20点、数学の「大問1」(平方根を含む計算から作図まで)の配点は、100点中46点もあります。
「漢字」の「書き」は、漢検の5・6級、「読み」は3級レベルです。ここでの「満点」を狙ったり、「漢字だけの合格」を考えるわけではありませんから、何もしなければ20点中8点、10点で終わるところを、ある程度しっかり勉強することで14点、16点以上のレベルに持っていければ良いのです。
実際、合否ぎりぎりのライン(いわゆるボーダーライン)前後では、1点の幅に何人もの受験者が集中するため、1、2点の差で合否が分かれるのがふつうです。漢字で言えば、1問の正誤が合否を決めることになるのです。
数学の「大問1」は、作図が6点、他の計算が1問5点ですから、1問ごとのウェイトは、さらに大きいですね。そして3年1学期(2次方程式)までの計算問題だけをしっかり自分のものにしておけば、それだけで半分近く得点できるのですから、これを見逃してはもったいないです。なお、こちらは漢字と違い、確実に全問正解できるように、力をつけて下さい。落とすとすれば、その原因はミスだけなのです。
もちろん、これらの領域がほぼできていると思う人は、「自分自身の課題」をクリアしてゆけば良いでしょう。ただ、「できている」ことに安心せず、毎日、または毎週など時間を決めて、少しずつこの部分のチェックをも、して下さい。「漢字」にしろ「大問1」にしろ、意外なところに落とし穴がないとも限りませんから。
では、みなさんのご成功を、お祈り致しております。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP
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