国語に強い言問学舎・2016夏期講習の特色③<夏こそ勝負!の成功例・中>
秋の日は釣瓶(つるべ)落とし、と言います。あえて解説をすることもないかと思いますが、汲み上げ式の井戸に釣瓶を落とすとき、釣瓶がすとーんとものすごい速さで落ちて行く、それと同じように、秋の日はみるみるうちに沈んで行く、という意味でしょう。一日の日の暮れ方もそうですし、また秋分を過ぎると特に、一日、一日と日没の時間が早くなって行く、これからの季節の言葉であります。
しかしながら、勉強の方は、この逆を行ってもらいたいものです。特に受験生は、夏から2学期にかけて頑張り、成績がしっかり上がって行く子もいれば、受験へのプレッシャーと秋のもの思いに押されてしまい、釣瓶落としとは言わぬまでも、成績が下降気味になってしまう子もいるのです。
そうならないように努めるのがわれわれの仕事ですが、人の心というもの、こちらが思い描いた通りには、なかなか行きません。受験生に対しては、とにかく手を変え品を変え、時には体当たりで、持てるすべてをぶつけてやらなければならない季節でもあります。
まずは来週からの中間テスト。生徒自身に「目標」を持たせることが、第一歩です。
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