10月の入塾は、多くの意味で大チャンスです!
言問学舎では、今日7月22日より、夏期講習を開講致しました。塾内で実施することのうち、特に重要なことがらを、Web上でも広くお伝えしようと思います。
中学3年生は、全員が来春高校受験に臨みますね。大事なのは。この夏休みの取り組み方。ここのやり方次第で、成績の伸び方に大きく差がつきます。また、近年の都立高大激戦の状況下では、夏休みにどれだけ「プラスアルファの力」をつけられるか、ということも、大きなポイントになっています。
夏期講習初日、まず中3夏休み前半の、「これだけは徹底的にやっておこう!今までの総復習」篇をお伝えします。
①1学期の「式の展開」と「因数分解」の公式を、徹底的に身につける
覚えられない人は、まず文字式の公式を、20回、30回ずつ、徹底的に書いて覚えましょう。ひと通り覚えたら、今度は数の入った「問題」をとにかくたくさん解きましょう。展開と因数分解に関しては、「手が勝手に動く」ぐらいになるまで、繰り返し問題を解き、完璧をめざして下さい。
→これができていないと、3年生の数学は何もできないのと同じです。先を急ぐより、まず足元をしっかり固めましょう。
②1・2年の復習も、今しかできません。
とくに、「等式の性質」や「分配法則」など、1年の時に習ったあと忘れてしまい、ほとんど無意識に使っている重要事項を、もう一度きちんと確認しておきましょう。入試レベルの問題はいろいろな要素が複合されて出て来ますから、これらの重要事項をきちんと使いこなせないと、できないものがたくさんあります。「絶対値」ってなんだっけ?とは、2学期には絶対言わないようにしましょうね。
③「19の2乗」ぐらいまでは、覚えてしまいましょう。
「平方根」や「二次方程式」で、「2乗」はひんぱんに出て来ましたね。「三平方の定理」になると、12や13、24や26の2乗なども、よく使います。せめて19までは覚えておくと、驚くほどスムーズに解ける問題がありますよ。
④方程式は、「何をX、何をYにするか」を確実に。
二次方程式の文章題は、一次方程式、連立方程式よりも、ややこしい概念のものです。
曰く、「大小2つの自然数があり、2つの差が6で積が55」、「正方形の周上を点Pが動くときの、三角形の面積を求める」などなど。さらに二次関数(y=ax2)では、斜面に玉を転がす時の早さとか、自動車の制動距離なども出てきます。
これらの元となる「何をX(Y)にするのか」という基本を、連立方程式などの問題でしっかり復習しておきましょう(二次方程式の文章題に進んでいる人は、その中できちんと「何がXか」をとらえるようにして下さい)。
⑤一次関数の復習もきちんとやっておきましょう。
一次関数で、式を求める問題は、安易に連立方程式で解かず、変化の割合=傾きから、きちんと解く練習をして下さい。2学期のy=ax2の時に、これができていないと大いに苦労します。
Vもぎなどの模試で数学の偏差値が60ぐらいまでの人は、夏休みの前半に、上記①~⑤のことを、きちんと実行してみて下さい。これがきちんと身につけば、数学の得点・偏差値はぐんとアップするはずです。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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