三陸の鉄道に捧げる頌(オード)の完結作『志津川の海』を書きました!
2月生まれのためか、冬が好きですし、雪もまた好きです。
大学を出て最初の勤めは、八ヶ岳や蓼科に事業所(貸別荘村)を持つ会社で、本社に勤務しながらよく現地の応援にも行ったため、冬場はかなりの積雪の中で、仕事をしたことがあります。
二度目の会社、12年半お世話になった出版社では、三十代の半ばに3年間、新潟を主担当として、雪の季節を豪雪の上越・中越に、これまたふかく馴染みました(大まかに言うと、上越市方面が上越、新潟市方面が下越で、長岡や三条が中越です。下越、特に新潟市内は、雪はさほど多くありません)。
そのためか「雪が降る」と聞くと、心躍るものがあります。同時に、積雪の度合いや交通機関への影響に加え、すべって怪我をする人が出ないか、など、つい案じてしまう癖もあります。もちろん都内で装備もなく、雪道に慣れない(であろう)車が街を走っているのを見ると、正直怖さを感じもしますが。
1月14日の雪が予想外の大雪だったので、その次に雪と予測された時は盛大に積雪の予報が出され、結局空振りに終わりました。今日は実際に降りましたし、けれど積もるほどのことはなく、まあちょうどいい程度だったのでしょうか。小学生などは、遊べなくてがっかりしたことでしょう。
天気予報も大変だと思いますが、受験の「読み」や「結果」にも、子どもの人生がかかっているだけに、また厳しいものがあります。とくに「読み」はまだしも(分けて考えるならば、「予測」の範疇ですから)、「結果」は重大です。一人の子にとって、「結果」もまた「一つずつ」しかないからです(複数の結果があっても、一つ一つの結果に、それぞれの意味があるのです)。
とはいえ教師というもの、どんなに心配でも、とにかく受験前日まで、本人たちがやるべきことを手ぬかりなくやりおおせるようサポートし、平常心で当日受験会場へ向かえるよう、励ますことしかできません。
最後の入試本番まで、あと数日。今日の雪が、きっと受験を後押ししてくれることでしょう。