国語に強い言問学舎・2016夏期講習の特色③<夏こそ勝負!の成功例・中>
12歳(または11歳)の子どもたちが挑む中学受験は、いよいよ東京都内の初日(=第一志望受験日)まで、2週間あまりとなりました。
今からできること・・・志望校のレベルや特色、また科目ごとの得意不得意によって、まだまだできることはたくさんあります。たとえば国語なら、漢字は当日の朝までコツコツ積み上げられますし、文法が出題される学校なら、想定される範囲の文法の復習・演習。
詩歌(詩や短歌、俳句)の出題がある学校の場合は、表現技法~直喩・隠喩(まとめて比喩)、擬人法(これも比喩の一部)、体言止め、対句、反復、倒置など~や、口語と文語、自由詩・定型詩の区別(「散文詩」は、滅多に出ないと考えられます)。
俳句の出題歴があれば、さらに「季語」「切れ字」、とくにまぎらわしい季節の季語の確認などが挙げられます(もし、短歌で枕詞などが出されている学校があったら、これも狙いどころです)。
言問学舎の特色上、国語について詳しく述べましたが、社会では歴史の年代や地理の基本事項の暗記、公民は憲法の三大原則や「9条」等の重要な条文、非核三原則等。
算数は公式の確認と一行問題をたくさん解くこと。
理科はやはり基本事項の暗記と「できる」レベルの計算問題の演習等々。
もちろん本人の得意不得意、受験校の特色にあわせながら、今のこの時期は、ただやみくもに解くことよりも、「具体的な得点アップ」につながることを、集中してやって下さい。ここに至っては、「学力」そのものより「得点力」のかさ上げに特化する方が、よい結果へとつながります。
そしてどんなお子さんでも、どのような学校の受験でも、みな等しく重要なポイントとなるのが「健康」と「メンタル面の強さ」です。
どんなに学力が高くても、当日熱があって実力を出せなければ何にもなりません。また体は元気でも、当日緊張しすぎて手がふるえてしまっては、せっかく積み上げてきた力が、発揮できなくなってしまいます。
これらはどの年齢の受験でも、共通して言えることです。しかし、やはり12歳、11歳という幼い年齢で挑む中学受験が、もっとも大きく、メンタル面のゆれがあらわれる受験であるということは言えそうです。
一番つらく、しんどいのは、これまで勉強してきて、当日受験に臨むお子さんたちです。親御さんも同じようにつらく、ドキドキする時期なのですが、何よりもお子さんがリラックスして当日の受験に臨めるよう、この時期は環境作りに専念してあげて下さい。他県の受験で良い結果が出なかった場合も、それはケース・バイ・ケース、大事なのは第一、第二志望の本番です。受験生と保護者の皆さまに、次のひと言をお贈りさせていただきます。
「志望校に合格する人、それは、当日、合格最低点以上をとった人です。今までの成績は過去のものにすぎません。」
受験生のご健闘、そして合格をお祈り致します。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
[[文京区の総合学習塾・言問学舎http://www.kotogaku.co.jp/]]