2013年、言問学舎の今年なすべきこと

小田原漂情

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テーマ:総合学習塾・言問学舎

 平成も今年で25年、2013年となりました。あらためて、本年もよろしくお願い申し上げます。

 20年前、1993年の4月8日に、カンボジアのコンポントムで、UNTAC(国連カンボジア暫定行政機構)の選挙監視活動に従事していた中田厚仁さんが殺害されました。25歳の若さでした。

 少年時代をポーランドで過ごされ、世界の平和のために活動したいという思いを、はじめて実施されるカンボジアの民主的な選挙において、現実の行動において実現されているさなかの悲劇でした。

 昨年6月に、皇太子殿下が、カンボジアで厚仁さんの碑に献花なさるという報道があり、お父様の中田武仁さんのコメントも報じられましたので、ご記憶の方が多いと思います。

 20年という時間は、長いものです。しかし、厚仁さんの残された思いは、いまもカンボジアの土地に、また人々の心に、生きつづけています。そのことを、日本の人々もまた、深く思い見るべき年なのだと、この2013年について考えています。

 昨年、『ある青年の思い出』という冊子を、まったくの私家版としてまとめました。2005年春から2012年春まで、8代にわたる中3卒業生たちの、厚仁さんに対する思いを述べた感想文を、まとめたものです。こちらが何の誘導もしないのに、中3の子どもたちは厚仁さんの残されたものの大きさを、きちんと受けとめてくれています。「言葉」と「心」でしっかり伝えさえすれば、年月や時代を超えて、真に大事なものは伝わってゆくのです。

 厚仁さんのことを多くの人が考える一年であって欲しいし、そうして行きたい。そしてまた「言葉」と「国語」の力、すばらしさを、同じく問いかける年にしたいと思っています。そのことを、言問学舎のなすべきこととして、表明する次第です。

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

小田原漂情プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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