9月の入塾は、特にこんな方たちに向いています!
都立高校の入試まで、あと4か月とすこし。今までは内申点の重要性についてお話しして来ましたが、入試のための勉強のペース配分、すなわち組み立ての仕方についても、ここでご案内しておきましょう。
2学期の期末対策(3学期制の場合)については、稿を改めます。ここでは入試本番に向かって、すなわち今から入試までの長い(今の時点としては)スパンでの、勉強方法の目安です。
大まかにいうと、年内、あるいは冬休み一杯は、英・数・国の3教科の勉強に、とにかく力を注ぎましょう。それも、弱点の強化や、抜け落ちている基礎の復習・確認についてです(ここに心配がない上位校志望者、都立で言えば自校作成校志望者は、多様なパターン・ハイレベルの問題にチャレンジして、総合力・応用力を高めましょう)。こうしたことは、冬期講習までのこの時期に、やるほかないのです⇒ある程度の時間と反復の上に地力がついて行く性質のものは、今やらなければなりません。
年が明けて、私立校の受験が近づくと、そちらの対策も必要になります(「併願」の場合いまは2月受験ですから、冬期講習明けからで概ねOKです)。そして学力の伸び方を見ながら、社会および理科の暗記項目へと、ウェイトをうつして行きます。時間のかかるものから短期即効の暗記ものへと、勉強の重心を変えて行くのです。
ただ、社会の「歴史の流れ」や、「時事的な問題(そのとらえ方)」については、一朝一夕の暗記では対応が困難です。地理の基礎知識、理科の必須事項ともども、最低限の知識は押さえておく必要があります。これらの内容は、「一問一答」式の問題集等で、自学自習の中のアクセントとして(例えば英・数・国の勉強の合い間や通学の途上、はたまた学校の休み時間や友達とのやりとりの中で、などなど)、積み上げておくのがいいでしょう。
最後にひとつ。都立の社会の配点は1問5点×20問で100点です。せっかく思考力を高めても基礎知識の選択問題で失点を重ねたら、あっという間に70点、65点になってしまいます。つまらない、苦手だ、などと思わずに、少しずつの合い間を生かして、基礎事項の記憶を固めていきましょう。
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国語力に定評のある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎