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尾上菊右佐プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

踊りのコツ〜すべて自然体に〜 尾上流

尾上菊右佐

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テーマ:尾上菊右佐日本舞踊教室



スッキリしました!


入門した方に着物を着る際にほんのちょっとしたコツをお伝えすると、
スッキリしました!と喜ばれました。
着物は身幅と袖幅が同じくらいで、洋服では考えられない作りになっています。
着物と洋服の出来上がりの違いを理解することで、良さを引き立たせることができるようになります。
脇の部分がもたもたするのは仕方ないことで、ちょっとした紐の使いや、手の動き、タックの入れ方でスッキリ着付けることができます。

踊りも同じ!


弟子の喜ぶ姿を見ながら、踊りも同じ!とわかりました。
尾上流では自然体で空気抵抗や重力を感じながら踊ることを大切にしていますが、例えば扇子を持つ時にどのように握るか?どのような道を通り扇子を上に上げるか?降ろすか?日本舞踊がどのような踊りかを知り、流派が何を大切にしているか知ることで、体はそのように動くようになると感じます。

まずは知ること!

日本舞踊は地面に向かい腰を落とします。ひと回りする際も西洋の踊りはふわっと上に空へ向かう印象がありますが、日本舞踊では足の平を床につけて回ります。農耕民族だからということもひとつの理由だと思いますが、踊りには五穀豊穣と田植えをする振りが多いのもうなづけます。

尾上流では

扇子がどのように動くか?
例えば花の散る振りでは、最初にチラッチラッとゆっくりと桜が裏表になり、あとはチラチラチラチラと落ちていくことを表現します。
波は呼吸に合わせて、大きく腹式呼吸で吸い込んだものを吐きながら日本海ならばザッブ〜ンと、返す波はユラユラと一定量の空気を出しながら表現します。

気持ちよく!スッキリと!

着物のコツを覚えて、日本舞踊がどのような踊りかを知り、自分の流派が何を大切にしているのかを理解して踊ることで、何かが変わってくるはずです!今日のお稽古は、大切なことを弟子から教わったスッキリと気持ちの良い学びの時でした。

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尾上菊右佐
専門家

尾上菊右佐(日本舞踊家・師範)

尾上菊右佐 日本舞踊稽古所

お弟子さんの年齢や個性、技術習得度に合わせ、優しく丁寧な個別指導を行います。日本舞踊だけでなく、着付けの心得、日本ならではの美しい所作や礼儀正しさが身に付きます。三歳から八十代まで稽古しています。

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