〈お母さんへ〉 お母さんの気持ち、代弁します!
こんにちは。「先生って、笑うとき笑って、泣くとき泣きますよね」と言われた橋本です。感情豊かでいいじゃないですか。
先日、生徒さんのご家族さんから、「医学部生ってまだ子供なんですか?」という、少し面白いご質問を頂きましたので、コラムを書きたいと思います。
医学生道場は、月に一回ほど、定期的にお母さんと面談をしています。現状報告や悩み相談など、お互いに多くのメリットがあるからです。その中で、ちょっと面白いなと思った話しがあったので、ご紹介させていただきたいと思います。
前期試験がうまくいった後の、お母さんとの面談
お母さん 「先生、おかげさまで前期試験が通ったと息子から報告がありました。ありがとうございました」
橋本 「いや、私も安心しました。なんだかその学年では、すごい留年生がいると噂になっていますよ」
お母さん 「そうですか。前はそんなことは考えられなかったです。ちなみに先生、医学部生ってまだ子供なんですかね。浪人して入ってるから20歳を超えてますし、きちんと大人だと思って対応しようと思ったのが、実は仇になった気がしたんですよね」
橋本 「あ、それちょっとコラムにしていいですか?」
お母さん 「先生の秘訣が分かった気がしました 笑」
実は、医学部生は他の学部のお子さんと比べて、大きく事情が違います。それは「自分の価値観の成長」です。
価値観の成長
まずは医学部に入るまでの流れを振り返ってみます。ご存知だと思いますが、医学部は入るのに相当な勉強が必要です。勉強というのは「ひたすら英文を音読」して「ひたすら方程式を解い」て、「ひたすら物理の問題を解い」て「ひたすら数学の問題を解い」て、という単純作業です。自分との闘いです。
周りが友達とディズニーランドに行ったり、デートしたり、家族旅行をしたり、ゲームをしたり、ウダウダ昼寝をしたり、部活に取り組んでいたり、時には家族と食事に行ったりする中です。
自我を押し殺して、必死にいろんな時間を削って、有言実行という責任や、応援してくれる仲間からのプレッシャーの中、必死に勉強して医学部に進学します。たくさんの気持ちを我慢します。自分の価値観も何もありません。人の価値観を知り、自分の価値観をすり合わせ、それを育む時間もありませんでした。
そんな状態で医学部に入ってから、色々な価値観が否が応でもぶつかってきます。
多浪上がりの医学部生や社会人経験のある、30歳越えの医学部生。時には強い思いを持った宗教家の方もチラホラいます。部活もかなり本気なので、人間関係はとても悩みます。「自分ってなんだっけ?」と分からなくなります。時には逃げたくなったりもします。ですが、逃げたくても逃げられません。
なぜなら「落とすと即留年」の実習があるからです。また、その実習は、、、3~4か月間、人間のご遺体と向き合う解剖実習も含まれています。人間って、、本当に死ぬんだ、と自覚します。死ぬとこうなるんだ、って知ることになります(ちなみに、医学用語では「死の恐怖」という言葉を使います)。
もう考えてる暇もありません。精神的にも不安定になります。家にいるときぐらい休ませてほしい、と思う子もいます(ちょっと変なところだけ、お父さんの背中をマネをしていたりします)。
今日のまとめ
いかがでしたでしょうか。
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