〈ご家族の方へ〉 もう医学部やめて、再受験の方がいいですかね?
↑ 夏期講習で朝から晩まで勉強。勉強の息抜きに、生徒さんたちみんなで食事に行くこともあります。
こんにちは。「医療と教育どちらが大切なんですか?」と言われた橋本です。両方全力です!
先日、医学部生のご家族さんから、「落ち込んでるみたいなんですけど、どうやって励ましたらいいでしょうか」というお問い合わせを頂きましたので、コラムを書きたいと思います。
まずは、医学部がどういう所なのか
まずは、医学部がどういう所かについて説明します。想像しながらお読みください。
・朝から晩まである、相当量の授業数
・周囲との高いコミュニケーション能力が求められる実習
・求められる高い出席率
・人間の体を学ぶ医学という性質
・文部科学省と厚生労働省の両方の影響を受ける(実はとても重要な社会的背景)
・高い授業料
・留年率
・周囲の天才や秀才たちとの蹴落としあい
・受験時代よりも求められる勉強量
少し想像がつきにくいかもしれませんので、医学部生の気持ちになって、メンタルの流れを分かりやすく書いてみたいと思います。
医学部を目指してから、入学後まで
医学部を目指すぞ。たくさん勉強するぞ。だけどすごい辛い。なんて辛いんだ。周りの奴なんてデートしたりしている。ディズニーランドの土産なんていらねえよ。朝から15時間座って勉強している。でも絶対に受験までに極めるなんて無理だ。でもやるしかない。遊んでる暇なんてない。終わったら思いっきり遊ぶぞ。それだけを目標に頑張るんだ。
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医学部に受かって、周囲の様子が変わった。たくさん褒められる。たくさんの人がおめでとうって言ってくれる。勉強を頑張ってよかった。ちょっと休憩したい。何年も勉強したんだ。少しぐらい時間のご褒美があってもいいんじゃないか。今まで勉強ばっかりだったから、アルバイトをしてみたり、やったことのないスポーツや趣味に挑戦してみたり、せめて勉強以外の何かに挑戦したり、可能性を見てみたい。我慢した恋だってしたい!自分をもっと磨きたい!
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実際に入学した。すごい勉強量だ。周りもすごいモチベーションを持っている。自分なんかが医学部に入ってよかったのだろうか。いろんな仲間を蹴落としてまで、、落ちた仲間はもう一回浪人するとか言ってる。やる気が出ないなんて言えない。申し訳なさすぎる。誰にも相談できない。親(祖父母、親戚)にもこんなにお金を出してもらってるんだ。今更引き返すことなんてできない。
勉強を中心に生きてきて、初めて自分の価値観(自我)を見つめなおす時期です。医学部特有の背景の中、さらに頑張ることを求められます。留年のプレッシャーは相当なものです。
具体的な励まし方
励まし方は、人によって違います。ですが、共通して言えることが一つだけあります。それは「きちんと耳を傾ける」ということです。これが、具体的な励まし方になります。
「ふむふむ。ふむふむ。ふむふむ」
「なるほど。確かに」
「なんか助けてあげられることはあるかい?」
「今まで頑張ってきたもんねえ」
家族だと距離が近すぎて、意外に耳を傾けることを見失ってしまっていることがあります。ちなみに一番上の写真は食事の時のものです。やっぱり日本人は食事の時に素が出るので、悩みを打ち明けてくれやすい気がします。
今日のまとめ
いかがでしたでしょうか。
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