「共同体感覚」ってなに?――人とつながりながら“安心して生きる力”
「元カノや元妻の写真をいつまでも残している男性の心理」には、いくつかのパターンがあります。心理的な背景を分けてみると、理解しやすいです。
今回は、そんな元カノ、元妻の写真をとっておく男性の心理を紐解いていきます。
① 思い出として「過去の一部」として残している
その関係を「もう終わったもの」として受け止めていても、
人生の一ページとして大切にしたいという気持ちから写真を残す人がいます。
この場合は、未練というより“記録”や“歴史”に近い感覚です。
心理背景:過去を否定せず、自分の人生を肯定したいという成熟した自己承認の表れ。
② まだ心の整理がついていない
別れに納得していなかったり、心の中でまだ引きずっている場合。
写真を消す=完全に終わらせることへの抵抗感があり、
「いつかまた…」という淡い希望を無意識に残していることもあります。
心理背景:喪失感・未練・自己防衛(寂しさを避けたい気持ち)
③ 消す理由がない・無頓着
特に男性に多いのがこのタイプ。
スマホやPCに残っていても「わざわざ消す必要を感じない」。
恋愛の記憶を「感情」より「データ」として扱う傾向が強い場合です。
心理背景:感情とデータを分けて考えるタイプ。「過去は過去、今は今」というドライさも。
④ 自己評価・承認欲求の一部になっている
「自分はあの時、愛されていた」「あんな人と付き合っていた」
という自己イメージの確認のために写真を残す人もいます。
過去の恋愛が、自分の価値を証明する記録のような意味合いになるケースです。
心理背景:自己肯定感がやや低く、過去の成功体験で心の安定を保っている。
⑤ 罪悪感やけじめへの迷い
特に元妻や長い交際相手の場合、「消す=裏切りのようで心苦しい」と感じる男性もいます。
写真は、“過去に愛した人への敬意”として取っておくことも。
心理背景:誠実さ・義理堅さが強く、心のけじめを慎重に扱うタイプ。
理解と対応のヒント
「残している=未練」とは限りません。
ただし、「見返している」「隠している」場合は、まだ心の整理が不十分かも。
話題にする時は「どうして残してるの?」よりも、 「どんな気持ちで取っておいてるの?」と聞く方が素直な本音を引き出せます。
いかがでしたでしょうか?
恋愛の最中や再婚後も、パートナーのスマホやパソコンに自分とは違う女性が残っていたら、気持ちがザワザワしますよね。
特にステップファミリーは、継子の母親や父親の写真が残っていることもあり、また写真だけではなく、私物もあったりするので、それを見つけると、なんとも言えない気持ちにもなると思います。
「何だか嫌な気持ちになったな・・・」と思った方は、私にご相談をしにきてくださいね。
次回は、「元カノ・元妻の写真を残す男性の心理と、タイプ別の向き合い方」についてのコラムを書きます。



