シングルファザーの恋愛と再婚について

平田えり

平田えり

テーマ:ひとり親

これまで、シングルマザーにフォーカスした恋愛や再婚をテーマにコラムを書いてきましたが、今回は、シングルファザーの恋愛や再婚についてです。


1. シングルファザーが恋愛に向き合う難しさ

シングルファザーは、
・子どもの生活を最優先にしている
・元配偶者との関係(養育・面会など)が続いている
・恋愛に時間やエネルギーを割くことに罪悪感を感じやすい
といった背景があるため、恋愛への一歩が慎重になる傾向があります。

また、「子どもにどう説明するか」「相手が子どもを受け入れてくれるか」など、恋愛が“自分だけの問題ではない”点も大きな特徴です。

2. 恋愛を前向きに始めるための心構え

罪悪感を手放すこと:恋愛することは「親失格」ではなく、むしろ“自分を満たすことで良い父親でいられる”ことにつながります。
自分の幸せを許可する:子どもが笑顔で過ごすには、親が幸せでいることが欠かせません。
焦らず、自然なペースで:子どもや相手の気持ちを見ながら、少しずつ関係を育てることが大切です。

3. 恋愛の進め方のポイント

・出会いは「理解のある人」と
シングルファザーの現実を理解し、急がず寄り添える人が理想。

・最初から“家族になる前提”で考えない
まずは「1人の男性」として信頼関係を築くことから。

・子どもに紹介するタイミングを慎重に
交際が安定してからが安心。子どもにとっても大きな出来事です。

4. 恋愛を通じて得られるもの

シングルファザーが恋愛をすることは、
・自分の存在価値を再確認する
・支え合う関係の温かさを思い出す
・子どもに「人を大切にする姿」を見せられる
という、人生をより豊かにするプロセスでもあります。


私自身も初婚でシングルファザーと結婚をしました。
その時のプロポーズの言葉が「子どもたちのお母さんになってほしい」です。
※この言葉で3回ほど、お断りしています(笑)
その後、離婚もしていますが(笑)
ですが、継母になるみなさんは、決して「継子のお母さん」になる為にシングルファザーと恋愛や再婚をしたいわけではありません。

次回は、シングルファザーが恋愛を成功させる5つのステップをテーマに
シングルファザーのみなさんが、失敗しない恋愛と再婚を紐解きます。

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平田えり(カウンセラー)

NPO法人M-STEP

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