離婚をするか迷ったときに知っておきたい、5つの大切な知識

平田えり

平田えり

テーマ:夫婦関係

離婚をするか否かを考えている人へためになる5つの知識
~後悔しない選択のために、自分の心と向き合う~


「もう一緒にいるのがつらい」
「でも、本当に離婚して後悔しないだろうか」

そんな思いを抱えて、一人で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
夜になると涙が出てきたり、誰にも言えずに心の中で何度も同じ問いを繰り返したり……。
「子どものことを思うと簡単に決められない」「自分が間違っているんじゃないか」
そんなふうに、自分を責めてしまう人もいるかもしれません。

離婚は、ただの手続きではなく、“これからの生き方”を左右する大きな選択です。
感情も、状況も、日によって揺れ動くのが当たり前。
だからこそ、焦って答えを出すのではなく、まずは「自分の心に耳を傾けること」から始めてみませんか?

このコラムでは、離婚を考えるときに“知っておくと役立つ5つの知識”をご紹介します。
不安や迷いの中にいるあなたが、少しでも安心して、自分らしい選択に向かえるように。
そんな願いを込めてお届けします。

1. 離婚は「失敗」ではない

「離婚したら周りにどう思われるか」「親として無責任なんじゃないか」と、自分を責めてしまう方もいます。
でも、離婚は“今の生き方を見直すための選択肢”です。
我慢を続けて心がすり減ることのほうが、長い目で見て辛くなることも。

離婚は終わりではなく、人生の“再スタート”でもあります。

2. 子どもへの影響で大切なのは「親の関係性」

「子どものために離婚しないほうがいい」と考える親御さんは多いです。
でも実は、子どもにとっての安心は「両親が一緒にいること」ではなく、「親が安心できる関係であること」。

夫婦喧嘩が日常になっていたり、親がいつもイライラしていたりすると、子どもの心にも影響します。
大切なのは、子どもの前で安心できる大人でいられるか、です。

3. 経済的な不安は「見える化」して対策を

離婚後の生活費、仕事、住まい、養育費など、経済的な問題は不安を大きくします。
でも、不安を漠然と抱えるより、「今、月にいくら必要?」「支援制度には何がある?」と書き出してみることで、現実的な対策が見えてきます。

行政の支援や相談窓口を活用することも、一つの手です。

4. 「我慢」は長く続けるほど心をすり減らす

「自分さえ我慢すればうまくいく」と思ってきた人ほど、限界を迎えたときに心が壊れてしまうことがあります。

“子どものため”という思いも尊いですが、親自身の心がボロボロでは、子どもを支えることは難しくなってしまいます。
我慢を続けるより、「どうしたら幸せに生きられるか」を考えていいのです。

5. 離婚後の未来を、具体的にイメージしてみる

離婚後の生活は、ただ「不安」として感じるだけではなく、紙に書き出すことで輪郭がはっきりしてきます。

・どんな暮らしをしたい?
・子どもとどう過ごしたい?
・仕事はどんなスタイルで続けたい?

こうした問いに向き合うことで、離婚する・しないに関わらず、自分にとって本当に大切なことが見えてくることがあります。

あなたの人生を、あなたが納得できる形で

離婚を決めるのは、すぐでなくて構いません。
「後悔のない選択だった」と思えるように、自分の心の声に耳を傾けてみてください。

必要であれば、専門家に相談したり、信頼できる人と話してみたりするのも一つの方法です。
あなたの人生は、あなたのものです。どうか、大切に選んでください。

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平田えり
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平田えり(カウンセラー)

NPO法人M-STEP

自身もステップファミリーやシングルマザー当事者であるカウンセラーが、「100日間カウンセリング」を実施。自信を持って自分の行動を選べる人になれるようサポートをします。不登校の悩みにも対応しています。

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