別居婚からの再構築― 離れて気づいた“本当の気持ち”と向き合う ―

平田えり

平田えり

テーマ:夫婦関係

夫婦関係に疲れたとき、「いったん離れて暮らす」という選択は、自分や相手を守るための大切なステップになることがあります。

■ なぜ別居婚に至ったのか

夫婦が別々に暮らすことを選ぶ理由は様々です。
・価値観のすれ違い
・会話やスキンシップの減少
・育児や介護の負担の偏り
・仕事やストレスによるすれ違い
など、関係性に「疲れ」や「もやもや」が積み重なると、距離をとることで心を守ろうとすることがあります。

■ 別居期間で見えてくること

距離を置いたからこそ見えたこともあるはずです。
・相手の大切さや存在感
・自分の気持ち(本当に離れたかった?それとも近づきたかった?)
・過去の出来事の解釈や記憶の整理
この「見えてきたもの」は、再構築においてとても重要な土台になります。

■ 再構築に向けてのステップ

1. 感情の整理と共有
自分が何に傷つき、何を求めていたのかを言葉にします。
→ 例:「〇〇と言われたとき、寂しかった」「もっと一緒に話をしたかった」

2. 相手の話を聴く姿勢
「正しい・間違い」でなく、「この人はそう感じていたのか」という受け止めが大切です。

3. “これから”のルールづくり
・週に一度はビデオ通話をする
・子どものことは毎日LINEで共有する
・それぞれの自由時間も尊重する
など、無理なく「つながり直す」ルールを決めてみましょう。

4. 第三者を交える
どうしても感情的になる、話が堂々巡りになるというときは、カウンセラーや信頼できる第三者の力を借りることも効果的です。

■ 別居婚は「終わり」ではなく「選び直し」

別々に暮らすことを選んだからといって、それが「失敗」や「壊れた関係」だとは限りません。
むしろ、「一度立ち止まって、自分たちにとって何が大切かを考える時間」として意味のある選択だったと捉えることもできます。

もし今、「またやり直したい気持ちはあるけれど、どうしたらいいかわからない」と感じているなら、一度、あなた自身の想いや傷ついた気持ちを整理してみませんか?
カウンセリングや「夫婦関係の振り返りワークシート」を通して、再構築の第一歩を一緒に探すお手伝いをしています。
あなたのペースで大丈夫です。
お気軽にご相談ください。

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平田えり
専門家

平田えり(カウンセラー)

NPO法人M-STEP

自身もステップファミリーやシングルマザー当事者であるカウンセラーが、「100日間カウンセリング」を実施。自信を持って自分の行動を選べる人になれるようサポートをします。不登校の悩みにも対応しています。

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