夫婦関係は共依存?

平田えり

平田えり

テーマ:夫婦関係

今回は、夫婦関係についてのお話です。
夫婦関係において大切なのは、パートナーとの関係性のバランスです。
より良いパートナーシップを築くのには、お互いのパワーバランスが大事。

夫婦関係が共依存かどうかは、関係のパターンを見て判断することができます。
共依存とは、一方または両方のパートナーが相手に強く依存しすぎてしまい、
自分の感情や行動をコントロールできなくなる状態を指します。

詳しくは下記のコラムを参照してください。
「共依存」と「相互依存」

共依存の特徴


共依存の特徴をまとめてみました。
当てはまる方は、要注意です!

相手を優先しすぎる:自分の感情やニーズを後回しにし、相手の要求や期待に応えようとする。
相手なしでは自分を保てない:相手の反応や感情に左右されて、自分の気分が変わる。
相手の問題を解決しようとする:相手の課題や責任まで引き受けてしまう。
罪悪感や恐れが強い:相手に「嫌われたくない」「見捨てられたくない」という気       持ちから、自分の本音を言えない。
不健全な支配と依存のバランス:片方が支配的で、もう片方が従属的な関係になりやすい。

健康的な夫婦関係との違い


共依存をしている夫婦とそうではない夫婦のバランスの比較です。



共依存になりやすい夫婦のパターン


共依存になりやすい夫婦のパターンもあります。

  • どちらかが「助ける側」、どちらかが「助けられる側」になりがち
  • 一方が「私がいなきゃダメだ」と思い、相手をコントロールしようとする
  • 相手の期待に応えないと価値がないと感じてしまう


もし共依存かも?と思ったら


まずは自分の感情を整理する:本当に自分の意思で動いているか?相手のためだけ       に生きていないか?
自分軸を取り戻す:自分の価値観ややりたいことを大切にする
お互いの境界線を意識する:相手の問題と自分の問題を切り分ける
率直に気持ちを話す:本音を伝え、お互いに健全な関係を築く

まとめ


夫婦関係は、お互いを支え合うことが大切ですが、依存しすぎると共依存になり、健全な関係を損なうことがあります。共依存になっていると、自分の感情や行動が相手に左右され、無意識のうちに自己犠牲やコントロールが生まれてしまいます。

理想的なのは、「支え合うけれど、相手がいなくても自分を保てる関係」です。
そのためには、自分の気持ちを大切にし、率直にコミュニケーションをとることが重要になります。もし共依存の傾向があると感じたら、関係を見直し、お互いが自立しつつも安心できる距離感を探してみると良いです。

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平田えり
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平田えり(カウンセラー)

NPO法人M-STEP

自身もステップファミリーやシングルマザー当事者であるカウンセラーが、「100日間カウンセリング」を実施。自信を持って自分の行動を選べる人になれるようサポートをします。不登校の悩みにも対応しています。

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