ステップファミリーが抱える問題/板挟みになる実親の気持ち
ステップファミリーになると生活をして最初の頃には、見えてこなかった問題が、少しずつ見えてきます。
どんな問題が出てくるのか?
今回は、「喪失感から感じる不安」です。
喪失感から感じる不安
ステップファミリーは、初婚同士の家族とは違って
「過去に大きな喪失感を経験してきている(グリーフ状態)」
という点があります。
具体的にどのような不安があるかというと・・・
- 元の配偶者との離婚や死別による一番大きな不安
- 元の配偶者との離婚や死別による一番大きな不安
- 新しい土地に引っ越し、馴染みのある土地から離れることの不安
- 今までとは違う自分の役割を失う不安
- 「きっと、うまくやれるはずだ」と思っていたが、何もかも上手くいかなくなって、自信を失った時の不安
- 家族になったのにひとつの家族として生活ができない不安
- なぜ、家族として成り立たないのだろうと焦る不安
上記に記載した通り、様々な不安が生じます。
こうした不安は、大人だけではなく、子どもも同じです。
家族のひとりひとりが抱える不安があることを覚えておきましょう。
ワンポイントアドバイス
家族のひとりひとりに喪失感があり、その為に生じる不安があることを知って、
お互いを理解して時間をかけて焦らずに、新しい家族に慣れていくことがポイントです。
特に子どもは、大人に本当の気持ちを伝えられず、身体的な症状として表すことがあります。
あくまでも、私の体験ではございますが、例えば、チック症状がでたり、夜尿症になったり、
爪を噛んだり、髪の毛をむしったり、原因不明の発熱や胃腸炎などの症状を継子たちは見せました。
思春期になると不安障害も・・・。
いくら環境の変化に順応しているように見えても、自分の想いを言語化するのが難しい子どもたちは、身体症状が出ることもあります。
子どもたちの様子にも目を向けてあげてくださいね。