防火管理者を「居住者に手当を払って選任するマンション理事長」は危険だ
立入検査=査察とも言います。
消防署がマンションやビル等の防火対象物へ、抜き打ちで立入検査にやってきます。
特に、都心部・繁華街にある「店舗と住居が混在する」マンションには、消防署も立ち入り検査の頻度を増やしているようです。
このようなマンションの火災や放火リスクは高いですし、高経年マンションでは設備の劣化が進行し、改修の必要も出てくるからです。
私たちはプロの防火管理者として普段から法令遵守を徹底していますので、消防署からの突然の立入検査依頼にも慌てることはありませんが、マンション管理組合(特に理事長や防火管理者)が管理会社を通じて立入検査の連絡が来ると慌てるのではないでしょうか?
最近は管理会社が防火管理者の資格をフロント担当者に取らせて管理組合へ名義貸しすることもなくなってきました。それだけ管理会社も法令遵守に敏感になってきているのだと思います。
→コラム「消防署による立入検査(査察)とは」