激増!「高齢化・賃貸化で理事のなり手不足マンション」
「マンション管理士の採用を住民へ説明する自信が…」という理事
回答:最後は理事長や理事会の熱意次第です。
ここまで、「管理組合にマンション管理士は必要ない?」という理事からの想定質問に対し、回答してみました。ここまでくれば、理事長であるあなたも他の理事も、マンション管理士の活用についての障壁がある程度取れているのではないでしょうか。
この段階で理事会として「マンション管理士を活用してみよう」という合意が取れれば、後は組合員へ広報し、契約内容によっては総会で決議を取ることになります。
しかし、心の片隅に、つぎのような悩みが生まれていませんか?
「マンション管理士がうちの管理組合にいたほうが良いことはわかった。でも、われわれ理事会役員は理解できても、理事会の取り組みを見ていない多くの組合員にわかってもらえるだろうか?」
このような慎重な意見をされる理事はいませんか?また、実は理事長であるあなたも、同じような不安を持っていませんか?
「マンション管理士の活用に反対の人がいたらどうしよう?」
「一人でも強烈な反対者がでてきたら、どう答えたら良いだろうか?」
この気持ちも、理解できます。
当社からの回答はこうです。
・これまで記してきた回答を他の組合員にも伝えましょう。
「管理組合にマンション管理士は必要ないのではないか?」という理事からの質問は、そのまま理事ではない多くの組合員が持つであろう疑問でもあります。
このページを読んでいただいた理事長であるあなたには、すでに想定問答ができているようなものです。冷静に回答しましょう。
それでも、どうしてもマンション管理士の活用に反対の方は必ずいます。
いえ、マンション管理士の活用に限らず、どんな議案に対しても、反対の方はいます。
・最後は、これです。
「20%の人々は、常に何ごとに対しても反対するものだ。」
ロバート・ケネディー(政治家。ジョン・F・ケネディの実弟)
どんなに説明を尽くしても、マンション管理士を活用ことで得られる将来の成果をイメージできなければ賛成しづらいでしょうし、はじめから反対を決め込んでいる方を説得することはできません。また、価値観の違いで反対する方もいるでしょう。
管理組合にとってマンション管理士が必要であることについて、熱意をもって説明し、反対意見は尊重しつつも恐れずに、最後は堂々と採決をとってください。
以上、「マンション管理士を活用したいけれど…」と、先に進めない理事の想定意見について、回答してみました。
管理組合の課題解決や住み心地・新産価値の向上に、ぜひマンション管理士を有効に活用してくださいね。