「○○」の改善ができていないマンション管理組合は「働き世代拒否」と同じ
こんにちは、マンション管理士の深山です。
数年前に始まった取り組みがあります。
全国のマンション管理会社が共同で、管理人らの社員研修に
「認知症への理解を深める学習」や「認知症住民への対応の仕方」などを取り入れる、
というもの。
厚生労働省の提案を業界団体が受け入れたもので、
同省と業界が連携し、実施を推進しています。
今では大手・中堅管理会社の多くが、
管理員に認知症居住者対応の講習を研修の一環として行っています。
居住者の高齢化でマンションに居住する認知症患者も増えているとみられ、
それに伴いトラブルも起きていることから、認知症について正しい知識を取得し、
認知症患者に見られる徘徊や鍵のかけ忘れをチェックするなどして、
患者の安全を確保、周囲の住民とのトラブルを防止し、地域ぐるみでケアすることが狙いです。
マンションの現場では、認知症患者だけでなく精神の病を患う方などに対して、
事故や事件に発展する可能性があることから、日ごろ居住者の一番近くにいる管理員は
難しい対応が求められています。
特に築年数の経過しているマンションでは、居住者の高齢化が進み、
かつ一人暮らしの世帯も増え続けていて深刻です。
私が管理会社社員時代に、担当マンションの管理員から
「精神の病を持たれた居住者が窓口へ度々訪れ困っている」と相談されたことを思い出します。
この問題に対しては即効性のある解決手段はありません。
一管理員に任せるのではなく、管理会社や管理組合間との連携や
居住者同士のコミュニケーション醸成が今後の鍵となってくるでしょう。
時代の流れと共に、マンション管理の重要性が
あらゆる場面で指摘されてくる時代になっていると感じます。
マンション管理コンサルタント メルすみごこち事務所
☆賃貸マンション・貸しビルオーナー様向けサービス始めました!☆
賃貸マンション・貸しビルオーナー様をサポートします