「○○」の改善ができていないマンション管理組合は「働き世代拒否」と同じ
こんにちは、メルすみごこち事務所の深山です。
先日、とあるマンション管理組合へ「管理費コストの削減・管理会社の見直し」について、
プレゼンテーションに行ってきました。
理事会役員の多くは熱心に聞いてくれていましたが、ある役員が、
「確かに今の管理会社へ任せ続けるのは疑問もあるが、かと言って長年委託してきた管理会社を
変更することにはリスクがある。
もし管理会社を変更した結果、前より悪くなったら、我々理事会が責任を取らなければならないから、
リスクが高い」
と発言されました。
このような発言をされる方は結構多いです。
私は答えます。
「変えるリスク」も確かにありますが、「変えないで現状維持するリスク」の方が
長い目で見たら大きいと思いませんか?変えないリスクは見えにくいだけです。
これは国民性の問題でしょうか?
日本人全般に言えることは、この「変える(動く)リスクを恐れ、トライしたがらない」という傾向が
とても強いと言うことです。
特にマンション管理組合の理事は、そのほとんどが好きで就任している訳ではなく、
管理についての知識や情報がなく、興味関心もない、面倒くさい、というのが現状ではないでしょうか?
しかし、変えないこと、現状維持には実はとても大きなリスクがある、と言うことを
知っていただきたいと思います。
病気はいきなり発病するのではありません。
元気な時に若さと無知を良いことに無茶をし続けると病は徐々に進行し、
年をとってからあちこちにガタがきます。一度ガタが来ると、加速度的に悪くなります。
マンション管理もまったく同じです。
管理に関心がないと言っても、すぐに建物が崩壊したり設備が故障することはありませんが、
修繕工事を「高く」「内容を精査せず」「品質を業者へ依存して」発注し続けることで、
修繕積立金の将来不足はもちろん、建物にも直接的なダメージを蓄積させます(ハード面)。
また、課題を解決するための居住者間の話し合いの場(コミュニティ)や
管理運営の知識・経験(ソフト面)の不足が、ハードの劣化に拍車をかけます。
そして最終的には自分たちのマンションの住み心地や不動産価値に
大きなマイナス影響を与えることは目に見えています
変えるリスクよりも変えないリスクを考えてください。
そして、変えるリスクを最小化するのが当社の仕事です。
マンション管理コンサルタント メルすみごこち事務所
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