阪神淡路大震災に思う 『安心・安全の場つくりを断捨離で』

小林理恵

小林理恵

テーマ:ちょっとブレイク

大雪に見舞われた関東・東京。
皆様のお住まいの地域、お仕事や通学に支障はありませんでしたか?
今朝、さすがに今日は小学生の息子を通学最寄り駅まで
共に歩いて見送りました。
日常と非日常。
危険を回避する、察知する能力も磨いておきたいですね。

その危険を察知する能力。

折しも昨日1月17日は阪神淡路大震災から21年。
その後も日本列島を震災が襲っています。
そして東日本大震災。
先日も青森・北海道でも震度5を記録する地震。

東日本大震災発生時、私は震源地より100キロ超ほどの
栃木県宇都宮市に在住していました。
当時はまだ断捨離を知ってはいたけれど
本をサラッと読み、なんとなく、ちょっとだけ捨てただけの住まい。
モノでひしめいていた戸建はあの一瞬の一撃で
住まいを危険な場と化していました。

ちょうど第一撃の時、私は愛犬の散歩をしていて
地響きにただならぬ異常を感じ、
空を見上げれば、電柱と電線がたわみ
「もしかしたら、地割れがおこるかも・・・」
瞬時に愛犬を抱きかかえ、夫に電話しながら自宅に戻ったことは
いまでも恐怖で鮮明に思い出されます。

帰宅後にドアを開けたときにあの衝撃。
シューズボックスはあき、中に収めていたあらゆるモノが散乱し
リビングのドアを開けて閉口。
惨憺たるとはこのことかと。

自らのモノでありながら
それは暮らしを豊かにしてくれるモノでも
必要、不可欠、大切、宝 でもなく
ただ
命の入れ物である住まい・家の中を危険にしてしまう、
そんなモノに変わっていました。

あの時を思い返すと本当にモノの在りかたはその都度変わる
だからこそ、常時モノと自分との関係を考え、問い直し
安全な場に整えておこうと心底思えるのでした。

阪神淡路大震災では
被害者の多く(約60%)は
家屋の崩壊、家具の転倒による圧迫・窒息死だったと言われています。

モノの下敷き、出入り口をふさがれて火災からの逃げ遅れなど。
無念な方が沢山いらっしゃったという事実。
過剰なモノで住まいを危険な状態、安心安全な場とは程遠い状態ならば
ぜひこの機会に断捨離をはじめてほしいなぁ、そう願います。

モノによって空間が埋められ、命の危険、安全が保たれないような住まい。
整えていくべきですね。
モノが整えば、必然と「非常事態に必要なモノ」が際立ち、いざというときに
すんなり対応できるはず。
断捨離することは、地震の多い日本には身を守る有効な手段かと・・・思いますがいかがでしょう?



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やましたひでこ公認断捨離トレーナー一筋10年。断捨離講演、講座をはじめ多くの「片づけられない」「捨てられない」方に断捨離をお伝え、時にご自宅で一緒に実践。わかりやすい、面白いと定評がある。

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