日本学習支援学会で講演を終えて
さて、今回は完璧を求める学生は勉強で挫折しやすいという話をしようと思います。
特に大学生を見ていると、顕著な傾向となるので、その理由と背景を自分なりに整理したいと思います。中学や高校の先生方の参考になりますと幸いです。
完璧を求めると勉強が進まない
その理由は下記となります。
完璧な理解を最初から求めると勉強の途中で止まってしまいます。
特に理数系の分野では顕著なのですが、本人が理解できる感覚になるタイミングは少し遅れてきます。
具体的には概念を学び→問題を演習して→パターンをマスターして→応用が解ける。
という段階を踏みます。図にすると下記のようなイメージです。
完璧を求める学生は、ステップ1からステップ4まで飛んでいけると考えています。
でも、実際の理数系の数学の分野では、飛行機のように飛んでいけません。
ちゃんと段階を踏んで進みます。
この際に、ステップ2やステップ3で完璧を求めると、前に進まなくなり、結果的に全然わからないままとなってしまいます。
一方で、このトラップが文系の分野は、理系の分野に比べて少ないのが特徴です。
どちらかと言えば日本史や世界史などの社会系科目は因果関係を理解しながら覚えていくため、上記のステップを飛び越えることも可能です。
文系の学生が理系の分野を学ぶ際の大きなハードルになっていると、大学生を教えていて痛感しています。
完璧を求めるのではなく、ちょっと良い加減に勉強するのも一つの方法です。
猫の手ゼミナール


