腰痛の原因 その1 【トリガーポイント】
「治療を受けてるのに、なぜ治らないんですか?」
難治症状の患者さまに、よく言われます・・・
私たち整体・整骨の分野でも、治らない、治りきらない、治せないなど、根治しない症状は沢山あります。
悔しいですが、現実です・・・。
では、どのような症状が根治しないのか?
『生理学的に治癒が起こらない個所の故障』
生理学的に治癒が起こらない個所とは、血液の供給が無い個所です。
治癒には血液の供給が必要で、充分な供給があればある程、治癒が進みます。
逆に言えば、血液の供給が無いところは治癒が起こらないと言う事です。
目で見て分かりやすい個所では、『つめ』
つめを何かで傷つけても、つめ自体からは血は出ません。
で、その傷はずっと残りますよね。
伸びて切ってしてたらいずれは無くなりますが、もしそうしなければずっとそのままです。
つめと同様に、血液の供給が無い個所が、骨格のとても重要なところにあるんです。
それが、椎間板や関節軟骨。
実は椎間板や関節軟骨は血液の供給がありません。
よって、一旦ついた傷は完全修復しません。
ただし、痛み症状が治まる事は多々あります。
それはなぜか?
椎間板ヘルニアの場合、「ヘルニア」と呼ばれている椎間板組織の突出が元に戻れば、腰痛も坐骨神経痛も治まります。
程度にもよりますが、椎間板組織の突出は元に戻す事が可能だからです。
でも、椎間板自体についた傷は修復されずに残ります。
だから、反復して起こりやすいのです。
関節痛の場合、軟骨が痛んでいると同時に周囲の組織(関節包・靭帯)などが痛んでいる事も多く、それらを修復させる事でかなりのレベルで痛みの緩和が可能なのです。
でも、軟骨の修復は不可能なので、また何かの折に痛みが起こりやすいのです。
このような事から、私たちの体には、『修復・回復・治癒が可能な個所と、不可能な個所がある』と言う事です。
あともう一つ、私たち施術者ではどうしようもない事があります。
それが、『あなた自身の生活習慣』
偏った姿勢
運動不足もしくは過剰な運動
睡眠不足
私たちはアドバイスはできますが、これらはあなた自身が習慣的にやっている事なので、あなた自身が改善しないとなりません。
「治療してるのに治らない」とお悩みの方。
もしかするとそれは、生理学的に治癒が起こらない個所を故障してしまっているのも知れません。
もしかするとそれは、あなた自身の日常生活に問題があるのかも知れません。
あっ!もう一つありました。
もしかするとそれは、私の技術不足なのかも知れません・・・^_^;
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