腰痛の原因 その3【骨盤や背骨の歪み】
整形外科とか一般的な整骨院・接骨院で、「腹筋・背筋が弱いから腰痛が起こっているようですから、腹筋・背筋を鍛えましょう」と指導され、地道に頑張って鍛えている方も多いです。
でも、頑張った割には、一向に腰痛が治まってこないのが現実ではないでしょうか?
ではなぜ、腹筋・背筋を鍛えても腰痛が治まってこないのか?
これに対する回答、実は簡単明瞭です。
『腹筋・背筋を鍛える』は予防であって、治療ではない!!
私がそう言いますと、「えっ!そうなんですか・・・?」と、最初は信じていただけません。
整形外科や整骨院の先生ですら思い違いをしているのですから、患者が思い違いをしてしまうのも仕方が無いところではあるのですが・・・。
このように、多くの方が『治療』だと思い違いをして、『予防』をやっているのです。
この状態を私に言わせれば・・・
「故障個所はそのままで、何重にも何重にもオブラートを巻こうとしている」
「オブラートが破れたら、故障個所はそのままなのでまた直ぐに腰痛は起こってくる」
でも中には、「治療も受けてきたし、腹筋も背筋も鍛えていました」と言われる患者さまもおられます。
だとしたら、私の答えはこうです。
「その治療は、本当に腰痛を治せる治療だったのでしょうか?」
治療と言っても色々ありますからね。
「今まで受けてきた治療が、本当に腰痛を治せる治療であったかどうか?」
もう一度、考え直してみる事です。
話を本題に戻しましょう。
腹筋・背筋トレーニング(体幹トレーニング)は、腰痛の元である『故障個所』を治すものではありません。
治療して治した腰痛を、再発させないために予防目的で行うものです。
したがいまして、まずは故障箇所(腰痛の元)を治す事が先決です。
その上で、予防目的で腹筋・背筋を鍛え、体幹を鍛えれば良いのです。
このコラムは、腹筋・背筋を鍛えながらも腰痛に困っている患者様がとても多いので、その解決への考えとして書かせていただきました。
「腹筋・背筋を鍛えましょう」と言っている先生方に、悪意があってのコラムではございません。
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