腰痛の原因 その2 【椎間板障害】
独自の観点から、症状の原因について解説している【原因シリーズ】
今回は【骨盤や背骨の歪み】について解説します。
一般的な整体の考えとは違っているかもしれませんが、腰痛に困っている方にはかなり参考になると思いますので、最後までお読みください。
私の整骨院を受診された「ほぼ全員」と言っていいほどの多くの腰痛患者が、骨盤や背骨の歪みを気にされています。
皆さんが気にされているように、歪みが腰痛の原因になるのは間違いありません。
ただし、歪みが直接、腰痛を起すのではありません。
これは、とても大切な考えです。
なぜ、歪み改善をメインとした整体で腰痛が解消されないのか?
骨盤や背骨が歪んでも、その歪みから痛みが起こるのではないからです。
「歪みを直せば腰痛は治る」と信じていた方には、意外だったかも知れませんね。
腰痛の原因 その1【トリガーポイント】[http://mbp-japan.com/tokushima/muchiuchi/column/375/]で解説したように、『腰痛の直接原因』はトリガーポイントを代表とする【痛点】です。
【痛点】が形成されて初めて、痛みが起こってきます。
では、「骨盤や背骨の歪みが腰痛の原因」と言われるのはどうして?と思いますよね。
では、腰痛の発生機点を順番に書きましょう。
①身体が歪むような姿勢や動作を繰り返す。
②やがて身体が歪みだす。
③歪んだ個所の関節や筋肉が硬化する。
④やがて歪みが固定化する。
⑤骨盤や背骨の機能性が著しく低下する。
⑥機能性が著しく低下した状態で生活を送る。
⑦日常生活の負担に耐え切れなくなる。
⑧負担に耐え切れなくなった個所が故障を起こす。
⑨故障が起こった個所に痛点が形成される。
⑩痛点から痛みが起こる。
どうですか?
【骨盤や背骨の歪み】は、腰痛の直接原因である痛点を形成させてしまう【
素因】である事がお分かりいただけたと思いますが、この素因解消は、腰痛の再発予防になるのでとても重要なのです。
まずは、直接原因である【痛点】を解消させて、腰痛を解消させる。
続いて、素因である【歪み】を改善させて、再発を予防する。
私はこの考えで整体を組み立て、腰痛解消と再発予防に取り組んでいます。
でもね、素因の歪みって、なかなか改善しきらないです。
なぜかと言えば、『毎日毎日、歪むような姿勢を繰り返すから』
施術でリセットしても、また歪めてしまうのです。
ゆえに、歪みに関しては、定期的メンテナンスでリセットしていく事が必要と考えています。
患者様によっては「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」で、メンテナンスの重要性を忘れてしまう方もおられるのですが、骨盤や背骨を定期的にリセットしている方は、良好な状態を長らくキープできています。
多くの方に、このような考え方を持っていただきたいと思っているところです。
大畠整骨院ホームページ[http://www.oohata-seikotsu.jp/]