腰痛の原因 その2 【椎間板障害】

大畠将司

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テーマ:症状の原因を考える

腰痛の原因 その2 【椎間板障害】

椎間板ヘルニアを代表とする【椎間板障害】
椎間板に何がしかの外力が加わり、椎間板が負傷することで痛みが起こります。

では、どのような状況で椎間板が負傷してしまうのか?
最も多い状況が、『前屈姿勢』

人類の背骨は、腰の部分は前方に湾曲し、背中の部分は後方に湾曲し、首の部分は前方に湾曲し、なだらかなS字状をしているのです。
このような湾曲状態が背骨にとっては最も理想的で、椎間板にも都合の悪い圧力(外力)がかからない状態なのですが、私たちの日常生活を観察してみますと、前屈みや中腰など、腰を前屈みする機会がとても多いはずです。
そして意外と気が付いていないのが、『座った時も腰を前屈みと同じ状態にしている』と言う事です。

座っている時、あなたの骨盤は後傾していませんか?
あなたの腰椎は後湾していませんか?
骨盤~腰~背中が後ろ側に丸々っている姿勢になっていませんか?
その姿勢って、立っての前屈姿勢と同じような状態ですよね。

立っての前屈姿勢はそんなに長時間しないものですが、座っての前屈姿勢って結構長時間やっていますよね。
デスクワークや車の運転、ソファーに座ってテレビを見たりなど、人によってはかなり長時間やっています。
そして問題なのが、そのような前屈姿勢が椎間板を疲労させ、更には負傷させる要因になっている事を知りません。


椎間板は繊維軟骨と髄核とで構成されており、本来ならショック吸収力は優れているのですが、意外と脆い点もあるのです。
それが、前屈姿勢での外力なのです。

前屈姿勢をすると、椎間板の前方は狭くなり、後方は広くなり、内部では前方から後方への圧力がかかります。
これは私見ですが、椎間板は本来、体重荷重などの圧迫力には結構耐えられるように作られているのですが、それとは逆の牽引力には意外と弱いのではないかと考えています。
これは、脊椎牽引で椎間板損傷を起すことが意外と多いことから推測されます。

さきほど、「前屈姿勢をすると、椎間板の前方は狭くなり、後方は広くなる」と書きましたが、狭くなった前方には圧迫力が加わり、広がった後方には牽引力が加わります。
その牽引力が加わった椎間板にとって弱い状態で、更に内部から後方への圧力が加わります。

椎間板にとってはまさに、「泣きっ面に蜂」状態・・・。
一気に都合の悪い外力がかかると、椎間板を負傷した『ギックリ腰』となります。
そのような状況を繰り返すと、最終的には『椎間板ヘルニア』へと進行してしまう危険性が考えられます。

前屈姿勢が日常的に慢性化すると、脊椎(椎間板)はどうなるか?
正常な前湾は消失し、更に進行すると、高齢者に見受けられるような腰椎後湾が起こってきます。
私はこのような状況を、『腰椎と椎間板の後方ズレ』と言っています。
このような状況になると、常に椎間板に都合の悪い力が加わるようになり、頻繁に何がしかの症状に悩まされることになりかねません。


では、【椎間板障害の解消法】は?
端的に言えば、『腰椎と椎間板を正常な前湾状態に戻すように施術する』となります。
代表的な整体法が【マッケンジー療法】
日本で発表されてから既に20数年にはなりますから、マッケンジー療法はかなりの院で導入していると思います。
また、自宅で行えるエクササイズも考案されています。
いくら優れた療法だとしても、患者様の身体の状態を鑑みて適否の判断が必要となりますので、まずはプロに診てもらってくださいね。

そしてもう一つ肝心な事が、一番の原因と考えられる『前屈姿勢』を少なくする事。
いくら施術を受けてみても、エクササイズを頑張ってみても、原因を繰り返していては・・・、分かりますよね。

もし、【腰に優しい座り方】や【椎間板障害予防エクササイズ】を知りたい方は、ご相談ください。
指導時間は約30分で、指導料金は3000円です。

では皆さま、ごきげんよう(^。^)y-.。o○

大畠整骨院ホームページ [http://www.oohata-seikotsu.jp/]

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大畠将司
専門家

大畠将司(柔道整復師)

大畠整骨院

昭和55年、20歳で整体の道に進み、すでに施術歴43年が過ぎました。肩こり専門に、これだけの経験がある者はそうはいないでしょう。圧倒的な経験に基づく熟練の技で、あなたの肩首をリフレッシュします。

大畠将司プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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