数学で点数を採るために
#11月11日(水)に実施される、
徳島県の令和8年度第2回基礎学力テスト。
第1回の結果が返ってきて、
次のテストに向けて
勉強を始めている中学3年生も
多いのではないでしょうか。
第1回の数学では、
一次関数の応用問題や
図形の合同証明など、
未来舎が事前に重点分野として
予想していた内容が実際に出題されました。
一方、
方程式の問題では、
答えを求めるだけでなく、
その理由まで説明する問題が
出題されました。
これまでと異なる出題形式に
戸惑った生徒も
いたのではないかと思います。
今回の第2回に向けて、
未来舎では令和7年度第2回と
令和8年度第1回の問題を比較し、
出題範囲や問題の構成を踏まえながら、
数学の出題予想を行いました。
今回、特に重視しているのは
「方程式の文章問題」
「一次関数の利用」
「三角形の合同証明」
の3分野です。
この3分野に加え、
規則性や確率、
大問1の基本問題についても、
どのように勉強すべきかを
紹介していきます。
なお、
この記事は
過去の出題内容と
今回の出題範囲をもとにした
未来舎独自の予想です。
実際の出題を
保証するものではありません。
第2回数学の出題範囲から考える、今回の予想
まず、
今回の出題範囲について
確認しておきましょう。
今回の第2回基礎学力テストでは、
二次関数、二次方程式の文章問題、
相似な図形が出題範囲に含まれていません。
そのため、
関数では一次関数、図形の証明では
三角形の合同を中心に考えています。
また、
過去の出題傾向から、
方程式の文章問題、関数、証明問題は
今回も重要な出題枠になると
予想しています。
ただし、
出題される単元がある程度予想できても、
問題の題材や出題形式まで
完全に予測できるわけではありません。
実際、
第1回では、
連立方程式の問題で答えの理由まで
説明させる出題がありました。
そのため、
今回は単元の予想だけでなく、
どのような力が求められる問題になるのか
も意識して分析していきます。
方程式の文章問題|本命は「割合・売上・代金」
今回、
最も優先して対策してほしい分野の一つが、
方程式の文章問題です。
令和7年度第2回では、
2桁の自然数を題材とした問題が
出題されました。
また、
今年度の第1回では、
速さを題材とした
連立方程式の問題が出題されています。
そこで第2回では、
題材を変えて、
割合・売上・代金に関する文章問題
が出題される可能性を
第一候補として考えています。
例えば、
商品の値引き前後の金額や、
販売した商品の個数、
売上金額などを条件として
方程式を立てる問題です。
こうした問題では、
方程式を解く計算力だけでなく、
問題文から必要な条件を見つける力が
求められます。
特に、
割合が含まれる問題は
苦手な生徒が多い分野です。
例えば、
「定価の2割引きで販売した」
という条件があれば、
販売価格は定価の80%になることを
理解していなければなりません。
計算方法を覚えていても、
文章の意味を
正しく式に表せなければ、
答えを求めることはできません。
さらに、
今年度の第1回では、
求めた答えについて
理由まで説明する問題が
出題されました。
これは、
今後の勉強でも
意識しておきたい変化です。
「なぜその式になるのか」
「求めた答えは何を表しているのか」
を説明できるようにしておくことが大切です。
対抗候補としては、
人数や個数の過不足に関する
文章問題も考えています。
なお、
速さの問題は第1回で出題されたため、
今回の予想では優先順位を
少し下げています。
ただし、
再び出題される可能性がない
という意味ではありません。
一次関数|水そうの水量と時間を使った問題を予想
関数も、
今回の第2回基礎学力テストで
重点的に勉強しておきたい分野です。
令和7年度第2回では二次関数が
出題されましたが、
今年度の第2回では
二次関数が出題範囲外となっています。
また、
今年度の第1回では、
一次関数の交点や面積、
等積変形を組み合わせた問題が
出題されました。
そこで今回は、
一次関数を日常生活の場面で利用する問題
を第一候補として予想しています。
特に注目しているのが、
水そうの水量と時間の関係を
扱う問題です。
例えば、
水そうに一定の割合で水を入れたとき、
時間と水量がどのように変化するのかを
考える問題です。
このような問題では、
グラフから必要な情報を読み取り、
一次関数の式を求めたり、
変化の割合を考えたりする力が
求められます。
また、
途中で水の増え方や
減り方が変わる場合には、
グラフの傾きが
何を意味しているのかを
理解する必要があります。
一次関数が苦手な生徒は、
式を求める方法だけを
覚えようとする傾向があります。
しかし、
利用問題では、
グラフの数字が
実際には何を表しているのかを考えること
が重要です。
例えば、
グラフの傾きが
「1分間に増える水の量」
を表していることが分かれば、
問題の意味を理解しやすくなります。
対抗候補としては、
移動と時間の関係や、
料金プランの比較なども
考えています。
第1回で出題された座標と
面積を組み合わせた問題については、
今回の予想では
優先順位を少し下げています。
ただし、
一次関数の基本的な式の求め方や
グラフの読み取りは、
どのような問題が出題されても
必要になる力です。
しっかりと復習しておきましょう。
合同証明|平行線・平行四辺形を利用した問題が本命
図形の証明問題については、
今回も出題されると予想しています。
令和7年度第2回では、
正方形を組み合わせた
合同証明が出題されました。
今年度の第1回では、
折り返し図形を題材とした
合同証明が出題されています。
今回の第2回では
相似な図形が出題範囲外となっているため、
引き続き三角形の合同証明を
中心に考えています。
その中でも、
今回の第一候補は、
平行線や平行四辺形の性質を利用した合同証明
です。
平行線がある図形では、
錯角や同位角が
等しくなることを利用できます。
また、
平行四辺形では、
向かい合う辺が等しいことや、
向かい合う角が等しいことなどが
証明の根拠になります。
これらの性質を組み合わせて、
三角形の合同を証明する問題を
予想しています。
証明問題が苦手な生徒の中には、
解説を読めば理解できるのに、
自分では証明を書けないという生徒が
少なくありません。
その原因の一つは、
証明を完成した文章として
覚えようとしていることです。
大切なのは、
まず合同を示したい三角形を確認し、
どの辺や角が等しいのかを
整理することです。
そして、
合同条件を満たすために必要な情報を、
図形の性質から見つけていきます。
証明は、
答えを暗記するのではなく、
根拠を積み重ねて説明する練習が必要です。
対抗候補としては、
二等辺三角形や直角三角形の性質を利用した
合同証明も考えています。
規則性と文字式|説明問題が出題される可能性も
今回、
もう一つ注目しているのが、
規則性と文字式を使った問題です。
例えば、
数が一定の規則で並んでいる問題や、
図形を順番に増やしたときの
個数を考える問題などです。
このような問題では、
最初の数個については
数えれば答えが出せることも
あります。
しかし、
数が大きくなった場合や、
規則を文字式で表す場合には、
考える力が必要になります。
さらに、
なぜその式で表せるのかを
説明する問題になると、
難易度は高くなります。
今年度の第1回では、
方程式の問題で
答えの理由を説明する出題が
ありました。
そのことを踏まえると、
今回も考え方や理由を説明する力が
求められる問題には注意しておきたい
と考えています。
ただし、
令和7年度第2回でも、
トラックの周回距離と
文字式を扱う問題が
出題されています。
そのため、
規則性が必ず出題されると
断定できるわけではありません。
対抗候補としては、
確率や場合の数も
考えています。
規則性の問題では、
実際に数を並べたり、
図を描いたりしながら、
どのような規則があるのかを
考える練習をしておきましょう。
大問1の基本問題は、確実に得点したい
ここまで応用問題の予想を
紹介してきましたが、
数学で点数を伸ばすためには、
基本問題を確実に解くことも
欠かせません。
今回も大問1では、
計算、平方根、方程式、確率、作図などの
基本問題が出題されると予想しています。
こうした問題は、
難しい応用問題に比べて
短時間で得点につなげやすい分野です。
特に数学が苦手な生徒は、
難しい証明問題や関数の応用問題に時間をかける前に、
基本問題での失点を減らすことを
意識してほしいと思います。
例えば、
計算問題で符号を間違えていないか。
平方根の計算で約分や
整理を正しくできているか。
作図で必要な条件を理解しているか。
こうしたことを毎日確認するだけでも、
得点の安定につながります。
また、
大問1で扱われた単元が、
別の大問で応用問題として
再び出題されることもあります。
そのため、
基本問題の練習は、
応用問題を解くための土台にもなる
のです。
第2回数学に向けて、優先して勉強したい5つの分野
今回の予想を踏まえると、
未来舎では
次の順番で対策を進めることを
おすすめします。
① 方程式の文章問題
割合・売上・代金などを題材に、
問題文から条件を整理して
式を立てる練習をする。
求めた答えの理由も
説明できるようにする。
② 一次関数の利用
水そうの水量と時間など、
日常生活の場面を
グラフや式で表す練習をする。
③ 三角形の合同証明
平行線や平行四辺形の性質を確認し、
合同条件を使って証明を書く練習をする。
④ 規則性と文字式
数や図形の規則を見つけ、
文字式で表したり、
その理由を説明したりする練習をする。
⑤ 確率・場合の数
樹形図や表などを使い、
場合を正確に数える練習をする。
これらに加えて、
大問1の基本計算や
作図は毎日継続してほしいと
思います。
ただし、
今回紹介した順番は、
出題予想をもとにした
学習の優先順位です。
生徒によって得意・不得意は異なるため、
すべての生徒が同じ時間配分で
勉強すればよいわけではありません。
例えば、
方程式の文章問題が
十分に解ける生徒であれば、
証明や一次関数に多くの時間を
使う方がよい場合もあります。
予想を参考にしながら、
自分が得点を伸ばせる分野を見つけることが
大切です。
第2回基礎学力テストで大切なのは、予想を使って準備すること
今回の数学の出題予想では、
方程式の文章問題、一次関数の利用、
合同証明を特に重要な分野として挙げました。
ただし、
予想した単元だけを
勉強すればよいということでは
ありません。
今回の予想は、
令和7年度第2回と
令和8年度第1回の問題を比較し、
出題範囲や問題形式を踏まえて
考えたものです。
過去のすべての年度について、
出題頻度を統計的に
比較した結果ではありません。
また、
第1回で出題された単元が、
第2回でも異なる形式で
出題される可能性はあります。
そのため、
予想を参考にしながらも、
基本事項は幅広く
確認しておく必要があります。
第1回で思うように点数が取れなかった生徒も、
次のテストに向けて改善できることはあります。
特に数学では、
解説を読んで理解したつもりになるのではなく、
何も見ずに自分の力で解けるかどうか
を確認することが大切です。
さらに、
今回の第1回で見られたように、
答えだけでなく、
その理由を説明できるかどうかも
意識してほしいと思います。
第2回基礎学力テストまでの時間を大切にし、
一つひとつの問題を
確実に解けるようにしていきましょう。
今後は、
理科・社会についても
第2回基礎学力テストの出題予想と対策を
紹介していく予定です。
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