この夏、トイレトレーニングをしましょう
最近、『叱らない子育て』という言葉をよく耳にします。
流行りなのでしょうか?
ところが、よく勘違いされてしまうのが、
『叱らない子育て』=『放任』という解釈です。
『叱らない』のだから、どんな場合でも叱らないよ、という方がいらっしゃいます。
周りから見れば『放任』と思われてもおかしくないでしょうね。
お友達を叩いた、道路に飛び出した、というようなことに対しても
『叱らない』というのは明らかにおかしいでしょう?
お母さんがいない時でも「善悪の判断ができる」ようにしてあげるのが『しつけ』なのに
これをしないというのは
『善悪の判断が自分でできないまま成人させてしまう』
ようなものです。
子どもは
「親が叱らない」=「正しい行為」
と解釈してしまいますから。
『叱らない』というのは、
頭ごなしに怒鳴ったり、威嚇したりしない、という意味にとらえてくださるとよいですね。
もし、お子さんが間違ったことをしてしまったら「諭す」というのが正しい対処の仕方でしょう。
子どもは身体こそ小さいけれど「どうせ言ったってわからない」という
幼稚な存在ではありません。
善悪の判断基準を持ちたい!と思っています。
そして、
この判断基準を一旦持ってしまえば、
それこそ『叱られるようなことをしない子』になるので、
親が諭す場面も減っていくのです。
ただ、
この『叱らない』子育てを実行するには、大変重要なファクターがあります。
それは、母子父子の信頼関係がしっかりと培われている、ということです。
私たち大人も、
自分が心から信頼している人から諭されたら素直に聞いて従えることも、
全く信頼関係のない人に対しては素直に従えないどころか、反発しませんか?
要は、
親御さんとお子さんが心からつながっていて、
「お母さんお父さんは僕のことを本当に愛してくれている。僕を信頼して認めてくれている。」
とお子様に思われていることこそが、
『叱らない』子育ての原点なのです。
私たちは、この信頼のことを『母子一体感』と呼んでいます。
叱らない子育てをするためには
この『母子一体感』が必要なのです。