体は繋がっているので全体を見るのが大事

山路美晴

山路美晴

テーマ:鍼灸治療

【全体を見よう】


よく、体の中でどこか悪くなると、ついついそこにばかり意識がいってしまいます。
頭痛がすると頭に、膝が痛いと膝に。

犬猫でも腎臓の数値が悪くなると、
「うちの子は腎臓が悪いから療法食を食べさせないと」とがんばって、血液検査のクレアチニンやBUNの数値が上下するごとに一喜一憂してしまいがちです。

でも、体というのは全て繋がっていますので、どこかが悪くなると他のところにも影響が出ます。

逆にどこか悪いところがあっても、回り回って回復するように体というのはできているはずなんです。

大事なのは、常に全体のバランスを考えることと、悪いところではなくいいところに意識を向けることです。

子供の欠点ばかり見て叱って育てるより、長所を見て褒めて育てる方が子供の能力は伸びます。

体も同じで、「痛い」「重たい」「数値が悪い」ところにばかり意識を向けると、ますますそこは悪くなります。

姿勢を正しく保ち、悪くないところに意識を向けて全体の気がよく流れるようにしていると体は治っていきます。

これ、嘘じゃないんですよ!!

東洋医学では生き物の体は自然や宇宙と繋がっていると考えます。
体の中の悪い部分だけを気にせず、もっと大きな流れの中に自分がいることを意識してみてくださいね。


下記の動画は脊髄変性症のコーギーさんにローラー鍼コロコロしているところです。
脊髄変性症は不治の病です。
飼い主さんもワンちゃんもとても辛い病気で、つい悪い結果ばかりを考えてしまいがちですが、ローラー鍼で少しでも気持ちよくなってもらえるとワンちゃんも飼い主さんも楽になりますね!

今できることを少しずつしてあげる。これも大事なケアだと思います。

https://youtu.be/JBLo3_7D2ng


(この記事は2020年9月のメルマガ記事です。メルマガスタンドの移行に伴いこちらに投稿しました。)

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山路美晴
専門家

山路美晴(獣医師)

滋賀ペット治療院

鍼灸・整体など東洋医学に基づく診療で、動物本来が持つ“自分で治ろうとする力”を引き出す。ローラー鍼などの「刺さない鍼」やお灸を用いて、家庭でペットのケアを行う講座を各地で開催している。

山路美晴プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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