ペットと飼い主に寄り添い、最後まで笑顔で暮らせるようにサポートする獣医師（1/3）

東洋医学に基づきペットを優しくケア

　「鍼灸治療は、動物の自己治癒力を高め、心身をリラックスさせます」と語るのは滋賀県東近江市で「滋賀ペット治療院」を営む獣医師、山路美晴さんです。西洋医学だけではないケアを望む人を対象に、鍼灸と整体でペットを治療。「気を整える」ことを重視し、動物本来が持つ“自分で治ろうとする力”を引き出しています。

　鍼やお灸によりツボを軽く刺激して気の流れを整えると、動物の心身が安定するとのこと。「鍼灸治療はペットの体調不良や、食欲減退、足腰の不調など、原因を特定しにくい慢性的な不調を癒やします」。病気や老化で弱ったペットを気遣い、心身に負担をかけないよう治療に対応していることが特徴です。

　また、家庭でペットをケアする方法を学ぶ「ペット鍼灸講座」や「ペットケア講座」などを、滋賀県を拠点に京都や大阪、名古屋などで開催。「ローラー鍼やお灸など、鍼灸の手技を応用したペット鍼灸セラピーや、簡単なマッサージの方法などをお伝えしています」。過去3年間で1000名近くの飼い主が受講。「ペットが夜ぐっすり眠るようになった」「ふらついていた足腰がお灸でしっかりしてきた」などの喜びの声が寄せられているとほほ笑みます。

　さらに、ホームページでは「ペットの五行診断」も行っているとのこと。「簡単な質問に答えるだけで、ペットの性格や体質の傾向がわかるので、ぜひお試しください」

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