陰陽は緊張と緩和〜ストレスとも上手に付き合う

山路美晴

山路美晴

テーマ:ペット鍼灸セラピー

ストレスって本当に悪いものでしょうか


犬猫にとってストレスになるもの、どんなものがあるでしょうか。

 ・花火や雷など、大きな音がするもの。
 ・人混みや、犬がたくさんいるところ。
 ・見知らぬ犬猫や人間が縄張りに入ること。
 ・暑すぎる、寒すぎるなどの気候の変化。

こういうものがストレスになりますね。

よく、「ストレスは体に悪い」と言われます。

(厳密には、「ストレス」というのは状態を表す言葉で、ストレスを与えるものは「ストレッサー」というのですが)

こういう場合のストレスは、心身が緊張状態に置かれている状況が長く続くことを意味していると考えられます。

では、ストレスは本当に体に悪いだけなのでしょうか。

私もペット鍼灸講座のとき、
「ワンちゃん・猫さんをリラックスさせてあげてください。」
「リラックスした状態が体の自己治癒力を高めます。」

と、いつも説明しています。

でも、適度な緊張は体に張りを与え、活力を増すもとにもなりますので、必ずしもいつも緩んでいることがいいというわけではありません。

お笑い番組などでもよく言われることですが、「緊張と緩和」が大事なんですね。

自律神経が交感神経と副交感神経と2種類あるのも、そのためだと思います。

これも陰陽の理論と同じで、「陰だけ」「陽だけ」では成り立たないんですね。

トラウマになるほどの強い刺激はもちろんペットにとってよくないですが、日々の生活に「適度な緊張」と、その後に「緊張を緩和させること」が必要です。

 ・知らない人や動物に会う、
 ・新しい場所に行く、
 ・いつもと違う経験をする・・・

人間にとっても刺激になります。

そして、ちょっと疲れたら、安心してくつろげる場所である家庭で、飼い主さんの手でリラックスできるケアを。

ローラー鍼やお灸は、飼い主さんもペットもゆったりと心身を緩めるのにとても効果的ですよ!



動画は我が家のおっさん犬にローラー鍼コロコロしているところです。
生きていればいろいろあります。
疲れることもそりゃあるよね・・・

そんなとき、リラックスできる手段をいくつか持っていると、飼い主さんもペットも安心ですね!

(この投稿は2019年11月17日のメルマガ記事です。メルマガスタンドの移行に伴いこちらに投稿しました。)


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山路美晴
専門家

山路美晴(獣医師)

滋賀ペット治療院

鍼灸・整体など東洋医学に基づく診療で、動物本来が持つ“自分で治ろうとする力”を引き出す。ローラー鍼などの「刺さない鍼」やお灸を用いて、家庭でペットのケアを行う講座を各地で開催している。

山路美晴プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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