ローラー鍼コロコロ、なぜ続かない?
滋賀ペット治療院の山路です。
滋賀県でペットの鍼灸整体治療をしています。
前回はローラー鍼についてご説明しました。
今回は、お灸についてです。
お灸、最近は台座灸付きのお灸の本なども出ていて、若い人にも存在が知られるようになってきたかと思いますが、ちょっと前までは「おばあちゃんがやるもの」という、どちらかというと民間療法のようなイメージが強かったのではないでしょうか。
お灸はただの民間療法なんかじゃない
お灸は、中国で4千年も前から形を変えながら発達してきた、立派な治療法の一つです。
人間の鍼灸師さんには、お灸だけで治療する方もおられます。
東洋医学では、「冷え」による気の滞りが最も体を害すると考えます。
お灸は、この「冷え」を改善し、体全体の足りない気を補って、様々な不調を改善するのです。
ペット鍼灸セラピー〜犬猫におうちケアのすすめ
人間のお灸は、もともとはモグサを体の上に直接おいて火を付けるタイプが主流でした。
私が子供の頃は、おばあちゃんの背中にはたくさんのお灸の痕がありましたし、私自身も子供の頃、お腹を壊したりするとよくお灸をしてもらったものです。
私がやってもらったのはおへその上に梅干しを置いて、その上にもぐさをたくさん乗せ、火を付けるというものでした。
子供心に、じんわりとあったまるお灸は気持ちがよかったことを覚えています。
最近は台座灸が主流のようですね。
これなら、直接皮膚にお灸の痕が残ることはありません。
犬・猫の体にどうやってお灸をするのでしょうか
ワンちゃん・猫さんには人間と違って毛が生えています。
どうやってお灸をするのでしょうか?
火が燃え移ったりしないのでしょうか?
大丈夫です。
犬・猫には「温灸」と呼ばれる方法で、体に直接お灸を乗せずに棒灸というものを使ってツボを温める方法を使います。
棒灸にもいろんな種類があり、使い勝手も様々です。
でも、どんな種類でも正しく使えば効果は現れます。
冷えが改善されると、
・腎不全の犬猫などの体が温まり、食欲が増す。
・夜寝る前にお灸をすると、認知症のワンちゃんでも朝までぐっすり眠る。
・シニア犬の足腰の動きがよくなる
・犬の椎間板ヘルニアの予防になる
・犬猫の皮膚の血行がよくなり、アトピー性皮膚炎の改善になる
などの効果があります。
ご自分でされたことのある方はおわかりかと思いますが、体がじんわり温まるのはとても気持ちがいいものです。
人間なら、冷えたらゆっくりお風呂につかって「あ〜極楽・・・」ということができますが、犬猫はお風呂の嫌いな子もいますよね。
お灸で温めることがこのお風呂と同じリラックス効果を生み出します。
お灸も各地で講座を開催しています
講座では、東洋医学の基本的な考え方や、季節ごとの養生の仕方などと併せて、いろいろな種類のお灸の使い方についてご説明します。
講座を受けてくださった方は、
「お灸のおかげでシニア犬がとても元気に過ごしている」
「温まったせいか愛犬の歩き方が変わった」
「シニア猫の排泄の具合がよくなり、食欲も増した」
などの声をいただいております。
興味のある方は、下記のリンクから講座一覧のページにリンクしていますので、覗いてみてくださいね!
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