薪ストーブの工事もしている工務店のお話

金子稔

金子稔

テーマ:薪ストーブショップ

昨日今日と一人のお客さまと相当に長い電話をすることとなりました。

まずはお客さまの概略から。

埼玉県内の工務店さんと契約を済ませ、基礎工事まで進んでいる状況で、薪ストーブの工事部分につき疑念が生じた。

①『○○さんのお宅にはこのストーブしか設置できません』と言われたらしく木材利用ポイントの使用できない二次燃焼ではない(一次燃焼タイプ)ストーブが工事費込みで約80万円と言われたいた。
※販売終了になっている在庫処分品

②木材ポイントの利用できる機種(6万円UP)への変更を御願いすると120万円になった。

③120万円になった根拠をきくと、前のストーブは特価で購入したのと、煙突が二重断熱煙突に変更になったからとの説明を受ける。(元々はシングル煙突だったようです)

④炉壁の不燃工事について設計担当に質問しても、『わかりません』としか返ってこない。

上記のような状況の中、エンフリーに問い合わせがきました。

正直このように工務店さんが薪ストーブの輸入商社と取引がある場合には、僕らがクビを突っ込むと工事もギクシャクしてしまいます。

僕は正直に120万円提示の工事を80万円で可能だと伝えました。

そして工務店さん側に80万円ほどで施工してもらうのが一番の解決策であることを伝えました。

そのようなことがあり、今日の工務店さまとお施主さまとの打ち合わせに東京から薪ストーブ輸入商社の担当者が駆け付けたそうです。

恐らく工務店側ではお客さまに対して納得していただける話ができないとの判断だったのだと思います。

そしてそして80万円での施工で一件落着したそうです。

お客さまからは面倒をおかけして申し訳ない旨の電話を頂戴しました。

いえいえそんなことはどうでもいいことです。

工務店側への不信感は払拭できないとは思いますが、ベターな決着だったと僕は思っています。

工場で精密機械で組み立てられ包装された完璧な商品が手元に届く・・・

建築工事とはそう単純なものではありません。

人と人。

心と心の繋がり・・・・

時にはボタンのかけ違いなど、いろいろな事が起こります。

でもそれを乗り越えて作り上げるのが住宅です。

嫌な客だっているのも現実。

お互い様です。

お客さまが僕に電話をしてこなかったら・・・・

工務店に120万円を支払わされていたということもまた現実。

こんな事例は氷山の一角だと思います。

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知らない事は罪ですか? 自己責任が問われている厳しい時代です!

【反逆児の薪ストーブ住宅コンサルタントのエンフリー】

http://woodstovemeister.com


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金子稔
専門家

金子稔(建築家)

エンフリー

薪ストーブ、ペレットストーブ専門の住宅コンサルタントとして、新築住宅の間取り設計段階から丁寧なアフターフォローまで、快適なストーブライフを送るためにさまざまなアドバイスをさせていただいております。

金子稔プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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