煙突掃除で思う・・煙突施工の重要性
最近、エンフリー以外のストーブショップさんで施工された薪ストーブユーザーさまからの煙突掃除の依頼が多くなってきています。
※さいたま市岩槻区の薪ストーブユーザーさま邸の煙突掃除にいってきました。
いろいろ話を聞いてみると、煙突掃除の金額は2年前の倍くらいなったそうです。
5万円+交通費・・・そんな感じのようです。
※※平成27年12月1日現在7万円になったそうです。
明らかに、煙突掃除を拒否している金額だと感じます。
確かに、スタッフを多く抱えているストーブショップさんでは、利益の無い煙突掃除は避けて通りたいのが本音なんだと思います。
ましてや、シーズン直前ともなれば、煙突掃除は、本体設置よりも美味しくありません。
僕は大手ショップの経営者ではないのでそこらへんの御苦労も理解しなければならないのですが・・
『なんか違う』と思います。
『薪ストーブ難民』という言葉があるように、『売るだけ売って、後は知りません』
そんなストーブショップさんが増えているのも事実です。
薪ストーブ雑誌や新聞への広告掲載・・・
ショールームの家賃や人件費・・・
僕とは無縁の御苦労が大手のストーブショップさんにはあるんだなぁ~と思います。
では次に、他社が施工した煙突の煙突掃除を断る薪ストーブショップさんの大義名分を検証してみたいと思います。
他社案件の煙突掃除を断る大義名分↓
『どんな施工をしているのか、詳細がわからないので掃除後の保証ができません。』
どういうことかと言うと、煙突掃除をした後(直後、一定期間経過後)に、万が一にでも不具合が生じた場合・・
例えばですが、こんな感じのクレームが予想されます。
①煙が室内に充満した。 ②建物の壁にヒビが入った。 ③雨漏りした。
このユーザーさまからのクレームに対して、ショップ側は当然次のように反論すると思います。
ショップ:煙突掃除に問題はなく、煙突の施工や建物自体に問題があったのではありませんか?
こうなると、責任のなすり合いになります。
ユーザーさま側が、煙突掃除をした業者の過失を立証する必要が出てきます。
現実問題として煙突掃除業者の過失を立証するのは不可能だと思います。
仮に弁護士だ裁判だと、事が大きくなった場合でも煙突の掃除をした業者の過失を立証するのはユーザーさまだからです。
まず、建物の仕上げ(板張り、下地など)や、煙突の施工が無過失であったことを立証できた上で、煙突掃除が原因であることを証明するという流れになるわけです。
時間もお金もかかりますし、煙突掃除業者が通常の作業・・・
つまり、一部の煙突の取り外しをしたり、掃除用のブラシを煙突内部に通したり。
それで、煙突が曲がったり、下地が剥がれたりしたら、これは掃除業者の責任の範疇でしょうか?
もちろん、煙突の接続が不十分で、それが原因で煙が充満してしまった場合は話は別です。
それでも、大工さんが見よう見真似で、施工した煙突であった場合・・・
掃除業者は、このように言うと思います。↓
『施工方法もベストじゃないし、使用部材も適切ではなかったけど我々は元に戻しただけですよ』 と。
今、薪ストーブの煙突工事を知り合いの大工さんに任せたり、自分で施工されるユーザーさまも増えてきています。
僕も、大工さんが施工した物件をいくつも拝見していますが、正直・・困った施工も少なくありません。
大工さんに悪気はありません。
親切心で工事をされているはずです。
※工事費を安くあげようとしたユーザーさまにも責任があります。
しかし、設置後のメンテナンスは大工さんは行いません。
そこに、『薪ストーブ難民』という言葉が出てきます。
そしてそして、ストーブショップは脅かします。
『貴方も薪ストーブ難民になりますか?』と。
でもです。
関東を例にとれば、全ての方がエンフリーに施工をご依頼してくださることは100%ありません。
すると、煙突掃除に困るユーザーさまは毎年確実に増えていきます。
そこに、『他社施工の煙突掃除はしません!』というショップばかりになればストーブ難民は一向になくなりません。
薪ストーブ難民を本当になくしたいのなら、他社施工の煙突掃除も誠意をもって対応するべきだと僕は思います。
少なくとも僕はそう思っています。
困っている薪ストーブユーザーさんがそこに居る。
僕は、駆け付けますよ。
埼玉県、東京都、群馬県、神奈川県の煙突掃除の金額一覧
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